JP1/Base 運用ガイド
- この節では,JP1/Baseの通信方式の概要について説明します。この節および「11. ネットワーク構成に応じたJP1/Baseの通信設定」で説明する通信に対する考え方は,JP1/Baseを前提とする製品でも同様となります。
JP1/Baseには二つの通信方式があり,インストールした時点,または論理ホストをセットアップした時点で,適切な通信方式が自動で設定されます。
ネットワークの構成や運用方法によっては,通信方式を手動で設定する必要があります。さまざまなネットワーク構成に適したJP1/Baseの通信設定の詳細については,「11. ネットワーク構成に応じたJP1/Baseの通信設定」を参照してください。
JP1/Baseは通信を行う際,ホスト名を意識して動作します。物理ホスト上で動作する場合はhostnameコマンドで返されるホスト名を自ホスト名と認識し,論理ホスト上で動作する場合はクラスタシステム用の設定をした際に指定した論理ホスト名を自ホスト名と認識して動作します。そのため,次の事項にご注意ください。
- 基本的には代表となるホスト名を一つだけ使用し,複数のエイリアス名による運用は避けてください。
- ホスト名に対して割り当てられているIPアドレスを解決できない場合,正しく動作しません。
- hostsファイルの内容や設定が誤っていたり,DNSの設定が正しくない場合,JP1/Baseの起動,JP1/IM - ViewやJP1/AJS2 - Viewからのログイン,およびJP1/AJS2でのジョブ実行ができなくなることがあります。
- <この節の構成>
- 1.10.1 推奨する通信方式
- 1.10.2 ホスト名に対応するIPアドレスの確認方法
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