JP1/Integrated Management - Central Information Master システム構築・運用ガイド

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3.1.1 論理構成例と論理システムの階層イメージ

論理構成の定義機能を説明する前に,論理構成の構成例と階層イメージを次に示します。論理構成の例として図3-1に示すような業務システム(インターネットショッピングシステム)で説明します。

図3-1 インターネットショッピングシステムの概要

[図データ]

図3-1のシステムを論理構成で定義した例を次の図に示します。

図3-2 インターネットショッピングシステムの論理構成例

[図データ]

次に,論理構成の要素について説明します。

論理システム
インターネットショッピングシステムなどのシステム全体を示します。

論理グループ
論理システムの構成要素をまとめたグループを示します。負荷分散の対象として定義する「ロードバランシンググループ」と,システム内の役割で定義する「ユニットグループ」があります。

論理サーバ
論理システムを構成する機能的なサーバを示します。論理サーバには,「Webサーバ」,「APサーバ」,「DBサーバ」があります。「ユーザー定義サーバ」として,ユーザーが任意に論理サーバを作成することもできます。

仮想ホスト
物理リソースと対応づけることができる擬似的な物理ホストを示します。マッピングでは,主にこの仮想ホストと物理ホストを対応づけます。DBサーバなど,複数の物理リソースで構成される論理サーバがあるため,論理サーバは仮想ホストに対応させて管理します。

図3-2の論理構成を「論理システム」をルートとした階層イメージで示した例を,次の図に示します。

図3-3 インターネットショッピングシステムの階層イメージ

[図データ]

論理構成の定義は,「論理システム」を基点にして「論理グループ」と「論理サーバ」の階層を定義し,さらに,「論理サーバ」と「仮想ホスト」との対応を定義します。

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