JP1/Integrated Management - Central Information Master システム構築・運用ガイド
このマニュアルは,JP1/Integrated Management - Central Information Master(以降,JP1/IM - CMと略す)を使用したシステム情報の管理について説明します。
対象読者
JP1/IM - CMを使用してシステム構成情報を管理したい次の方を対象としています。
- システム管理者(システムを構築したり,システム全体を管理したりする方)
- 業務管理者(特定の業務システムを管理する方)
- インフラ管理者(システムのハードウェアリソースを管理する方)
マニュアルの構成
このマニュアルは,次に示す編から構成されています。
- 第1編 概要編
- JP1統合管理でのJP1/IMおよびJP1/IM - CMの概要について説明しています。また,JP1/IM - CMの機能,特長,システム構成などについても説明しています。
- 第2編 機能編
- システム構成の情報を管理するために使用する論理構成機能,物理構成機能,論理構成と物理構成のマッピング定義機能などについて説明しています。
- 第3編 インストール・セットアップ編
- JP1/IM - CMおよびJP1/IM - Viewのインストールと,セットアップについて説明しています。また,JP1/IM - CMおよびJP1/IM - Viewの環境構築についても説明しています。
- 第4編 運用編
- JP1/IM - CMのバックアップとリカバリーについて説明しています。
- 第5編 操作編
- JP1/IM - CMを使用したシステム情報の管理,および操作方法について説明しています。
- 第6編 トラブルシューティング編
- JP1/IM - CMでトラブルが発生した場合の対処方法について説明しています。
関連マニュアル
関連マニュアルを次に示します。必要に応じてお読みください。
- JP1 Version 8 JP1/Integrated Management - Central Information Master リファレンス(3020-3-K05)
- JP1 Version 8 JP1/Integrated Management - Manager システム構築・運用ガイド(3020-3-K01)
- JP1 Version 8 JP1/Integrated Management - Manager リファレンス(3020-3-K02)
- JP1 Version 8 JP1/Base 運用ガイド(3020-3-K06)
- JP1 Version 8 JP1/Base メッセージ(3020-3-K07)
- JP1 Version 8 JP1/Automatic Job Management System 2 - Scenario Operation(3020-3-K42)
- JP1 Version 8 JP1/Server Conductor/Control Manager(3020-3-L51)
- JP1 Version 8 JP1/Cm2/Network Node Manager ネットワーク管理ガイド(3020-3-L01)
- JP1 Version 8 JP1/Cm2/Network Element Configuration 機能・構築ガイド(3020-3-L13)
- JP1 Version 8 JP1/NETM/DM 運用ガイド1(Windows(R)用)(3020-3-L38)
- JP1 Version 8 JP1/NETM/Asset Information Manager 運用ガイド(3020-3-L35)
- JP1/HiCommand Provisioning Manager ユーザーズガイド(3020-3-J80)
- JP1/HiCommand Provisioning Manager システム構成ガイド(3020-3-J81)
- Cosminexus 簡易構築・運用ガイド(3020-3-M05)
読書手順
このマニュアルは,次に示す利用目的によって,記述個所を選択して読むことができます。
利用目的 記載個所 JP1/IMについて知りたい JP1/IMの概要について 1章 JP1/IM - CMの特長と機能について 1.2節 JP1/IM - CMのシステム情報管理について知りたい 2章 JP1/IM - CMの機能詳細について知りたい システムの構成管理機能について 3章 構成情報の参照や情報の活用について 4章 JP1ユーザーの管理について 5章 JP1/IM - CMのインストールやセットアップなど環境設定について知りたい インストール・セットアップについて 6章 クラスタシステムでの運用と環境構築について 7章 ファイアウォール環境での運用について 8章 JP1/IM - CMのメンテナンスについて知りたい 9章 JP1/IM - CMの操作について知りたい 起動と終了について 10章 JP1/IM - CMのログインとログアウトについて 11章 Cosminexusが推奨するWebシステムの構成定義について 12章 JP1/IM - CMでトラブルが発生したときの対処について知りたい 13章 JP1/IM - CMのファイルおよびディレクトリについて知りたい 付録A JP1/IM - CMのプロセス一覧について知りたい 付録B JP1/IM - CMのポート番号について知りたい 付録C JP1/IM - CMの制限値について知りたい 付録D JP1/IM - CMのアクセス制御と権限について知りたい 付録E JP1/IM - CMの通信設定の変更について知りたい 付録F JP1/IM - CMのバージョンごとの変更内容について知りたい 付録G JP1/IM - CMの用語解説について知りたい 付録H また,関連マニュアルである「JP1/Integrated Management - Central Information Master リファレンス」は,次に示す利用目的によって,記述個所を選択して読むことができます。
利用目的 記載個所 JP1/IM - CMの画面について知りたい 1章 JP1/IM - CMのコマンドについて知りたい 2章 JP1/IM - CMの定義ファイルについて知りたい 3章 JP1/IM - CMのJP1イベントについて知りたい 4章 JP1/IM - CMのメッセージについて知りたい 5章
このマニュアルでの表記
このマニュアルでは,日立製品およびその他の製品の名称を省略して表記しています。次に,製品の正式名称と,このマニュアルでの表記を示します。
このマニュアルでの表記 正式名称 JP1/Integrated ManagementまたはJP1/IM バージョン8製品 JP1/IM - Manager JP1/Integrated Management - Manager JP1/IM - View※ JP1/Integrated Management - View JP1/IM - Central Information Master
またはJP1/IM - CMJP1/Integrated Management - Central Information Master バージョン7製品 JP1/IM - Central Console
またはJP1/IM - CCJP1/Integrated Manager - Central Console JP1/IM - Central Scope
またはJP1/IM - CSJP1/Integrated Manager - Central Scope JP1/IM - View※ JP1/Integrated Manager - View JP1/IM - Central Information Master
またはJP1/IM - CMJP1/Integrated Manager - Central Information Master JP1/NETM/AIM JP1/NETM/Asset Information Manager JP1/AJS2 JP1/AJS2 - Agent JP1/Automatic Job Management System 2 - Agent JP1/AJS2 - SO JP1/AJS2 - SO JP1/Automatic Job Management System 2 - Scenario Operation JP1/AJS2 - SO Manager JP1/Automatic Job Management System 2 - Scenario Operation Manager JP1/AJS2 - SO View JP1/Automatic Job Management System 2 - Scenario Operation View JP1/Cm2/NC JP1/Cm2/NC - View JP1/Cm2/Network Element Configuration - View JP1/Cm2/NC - Manager JP1/Cm2/Network Element Configuration - Manager JP1/Cm2/NNM JP1/Cm2/Network Node Manager JP1/SC/Control Manager JP1/ServerConductor/Control Manager Cosminexus uCosminexus Application Server Standard uCosminexus Application Server Enterprise HiRDB HiRDB Control Manager - Server HPvM JP1/HiCommand Provisioning Manager Microsoft Internet Explorer Microsoft(R) Internet Explorer(R) Windows Internet Explorer Windows(R) Internet Explorer(R) Windows XP Microsoft(R) Windows(R) XP Professional Operating System Windows Server 2003 Windows Server 2003 Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard Edition Windows Server 2003(x64) Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise x64 Edition Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard x64 Edition Windows Server 2003 R2 Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise Edition Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition Windows Server 2003 R2(x64) Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Edition Windows Vista Microsoft(R) Windows Vista(R) Business Microsoft(R) Windows Vista(R) Enterprise Microsoft(R) Windows Vista(R) Ultimate 注※ JP1/IM - Viewには,「セントラルコンソール・ビューアー」,「セントラルスコープ・ビューアー」,「ルールマネージャー・ビューアー」,および「セントラルインフォメーションマスター・ビューアー」の四つのGUI画面があります。特に断り書きのない個所では,JP1/IM - Viewは「セントラルインフォメーションマスター・ビューアー」を指します。
Windows XP,Windows Server 2003,Windows Vistaを総称してWindowsと表記することがあります。
このマニュアルで使用する英略語
このマニュアルで使用する英略語を次に示します。
英略語 正式名称 AP Application Program CPU Central Processing Unit CSV Comma Separated Value DB Database DNS Domain Name System FTP File Transfer Protocol GUI Graphical User Interface HTML Hyper Text Markup Language IT Information Technology J2EE JavaTM2 Platform Enterprise Edition Java VM Java Virtual Machine JIS Japanese Industrial Standards LAN Local Area Network MAC Media Access Control NAT Network Address Translator NIC Network Interface Card OS Operating System TCP/IP Transmission Control Protocol/Internet Protocol URL Uniform Resource Locator UROI Uniform Resource Object Identifier WAN Wide Area Network WWW World Wide Web XML eXtensible Markup Language
このマニュアルで使用する記号
このマニュアルで使用する記号を次に示します。
記号 意味 [ ] メニュー項目,ダイアログボックス,ダイアログボックスのボタンなどを示す。
例
[ファイル]-[新規作成]を選択する。
上記の例では,メニューバーの[ファイル]を選んで,プルダウンメニューの[新規作成]を選択することを示す。\uXXXX 文字コードを表す。
例
\u0000 ヌル文字(NULL),\u0009 水平タブ(HT),\u000D キャリッジリターン(CR)
コマンドの文法で使用する記号
コマンドとパラメーターの説明で使用する記号を,次のように定義します。
記号 意味 |
(ストローク)複数の項目に対し,項目間の区切りを示し,「または」の意味を示す。
例
「A|B|C」は,「A,BまたはC」を示す。{ } この記号で囲まれている複数の項目の中から,必ず1組の項目を選択する。項目の区切りは|で示す。
例
{A|B|C}は「A,BまたはCのどれかを指定する」ことを示す。[ ] この記号で囲まれている項目は任意に指定できる(省略してもよい)。
複数の項目が記述されている場合には,すべてを省略するか,どれか一つを選択する。
例
[A]は「何も指定しない」か「Aを指定する」ことを示す。
[B | C]は「何も指定しない」か「BまたはCを指定する」ことを示す。…
(点線)この記号の直前に示された項目を繰り返して複数個,指定できる。
例
「A,B,…」は「AのあとにBを必要個数指定する」ことを示す。_
(下線)括弧内のすべてを省略したときに,システムが取る標準値を示す。標準値がない場合は,指定した項目だけが有効である。
例
[A | B]はこの項目を指定しなかった場合に,Aを選択したとみなすことを示す。△ 空白を表す。
△0:0個以上の空白(空白を省略できる)
△1:1個以上の空白(空白を省略できない)
数式で使用する記号
このマニュアルの数式中で使用する記号を,次のように定義します。
記号 意味 × 乗算記号を示す。 / 除算記号を示す。
図中で使用する記号
このマニュアルの図中で使用する記号を,次のように定義します。
JP1/IM - CMのインストール先フォルダの表記
このマニュアルでは,JP1/IM - CM,JP1/IM - View,およびJP1/Baseのインストール先フォルダを次のように表記しています。
製品名 インストール先フォルダの表記 デフォルトインストール先フォルダ※ JP1/IM - CM CMasterパス システムドライブ:\Program Files\HITACHI\JP1CMaster JP1/IM - View Viewパス システムドライブ:\Program Files\HITACHI\JP1CoView JP1/Base Baseパス システムドライブ:\Program Files\HITACHI\JP1Base 注※ 各製品をデフォルトのままインストールした場合のインストール先フォルダを表しています。
(例)
JP1/IM - CMのインポートコマンド「jcmimport」のフルパス表記は,マニュアルでは次のようになります。
CMasterパス\bin\jcmimport
デフォルトインストールの場合,実際には次のようになります。
システムドライブ:\Program Files\HITACHI\JP1CMaster\bin\jcmimport
Windows Vistaの場合,「システムドライブ:\ProgramData」と表記している部分は,インストール時のOS環境変数によって決定されるため,環境によって異なる場合があります。
このマニュアルで使用する「Administrators権限」について
このマニュアルで表記している「Administrators権限」とは,ローカルPCに対するAdministrators権限です。ローカルPCに対してAdministrators権限を持つユーザーであれば,ローカルユーザー,ドメインユーザーおよび,Active Directory環境で動作に違いはありません。
オンラインマニュアルについて
JP1/IM - Viewでは,WWWブラウザーで参照できるHTMLマニュアルを提供しています。HTMLマニュアルは,下記のWWWブラウザーで参照できます。
- Microsoft Internet Explorer 6.0以降
- Windows Internet Explorer 7以降
オンラインマニュアルの内容は,このマニュアルと同様です。
オンラインマニュアルは,次の操作で目次が表示されます。
- JP1/IM - View:[ヘルプ]-[目次]を選択する。または,スタートメニューから[プログラム]-[JP1_Integrated Management - View]-[ヘルプ(システム情報管理)]を選択する。
常用漢字以外の漢字の使用について
このマニュアルでは,常用漢字を使用することを基本としていますが,次に示す用語については,常用漢字以外の漢字を使用しています。
- 個所(かしょ)
- 筐体(きょうたい)
- 同梱(どうこん)
- 汎用(はんよう)
- 必須(ひっす)
KB(キロバイト)などの単位表記について
1KB(キロバイト),1MB(メガバイト),1GB(ギガバイト),1TB(テラバイト)はそれぞれ1,024バイト,1,0242バイト,1,0243バイト,1,0244バイトです。
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