JP1/Integrated Management - Manager 機能拡張
イベント拡張属性定義ファイルは,[イベント詳細]画面に表示するイベント属性の並び順や表示する属性名を定義します。
イベント拡張属性定義ファイルには,次の3種類のファイルがあります。
- すべてのイベントに共通の基本属性,および拡張属性の共通情報に対するイベント詳細情報定義(標準提供:default.conf)
- JP1イベントを発行する連携製品の拡張属性の固有情報定義(標準提供:hitachi_xxxx.conf)
- ユーザー定義の拡張属性の固有情報(ユーザーが個別作成)
標準提供される2種類のファイルはJP1/IM - Managerの定義ファイル格納ディレクトリに格納されています。この2種類のファイルはシステム標準定義情報であるため,ユーザーが追加,変更,削除することはできません。
新たにJP1イベントに対する拡張属性の固有情報を追加する場合は,この定義ファイル格納ディレクトリに「表5-2 定義ファイルの命名規則」の名称基準に従って作成した定義ファイルを格納してください。
この定義ファイルを作成する場合,次のことに注意してください。
- Linux版のJP1/IM - ManagerではUTF-8コード,Linux版以外のJP1/IM - ManagerではシフトJIS,またはEUCコードで定義する必要があります。
- 定義ファイルに誤って基本属性や拡張属性の共通情報を定義すると,[イベント詳細]画面を表示したときに標準提供の定義と重複して表示されます。
なお,JP1/IMには,イベント拡張属性定義ファイルの記述内容をチェックするためのコマンド「jcoattrfcheck」が用意されています。このコマンドの詳細については,「6. コマンド」を参照してください。
イベント拡張属性定義ファイルには,次のステートメントとブロックを記述できます。
表5-11 イベント拡張属性定義ファイルに記述できるステートメントおよびブロック
ステートメントまたはブロック 意 味 @fileステートメント 定義ファイルタイプおよびバージョンを宣言する @productステートメント 定義中のプログラム情報を宣言する イベント拡張属性定義ブロック イベント属性の表示について定義する 属性グループ定義ブロック イベント属性のグループを定義する 属性表示順序定義ブロック [イベント詳細]画面表示時の順序をIDごとに定義する
- <この節の構成>
- 5.3.1 ファイル内ステートメントの生成規則
- 5.3.2 イベント拡張属性定義ファイルのブロックの生成規則
- 5.3.3 イベント拡張属性定義ブロック内のステートメント生成規則
- 5.3.4 属性グループ定義ブロック内のステートメント生成規則
- 5.3.5 属性表示順序定義ブロック内のステートメント生成規則
- 5.3.6 イベント拡張属性定義ファイルの定義例
- 5.3.7 標準提供されているイベント拡張属性定義ファイル
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