JP1/Integrated Management - Manager 機能拡張
- <この項の構成>
- (1) blockステートメント
- (2) groupステートメント
(1) blockステートメント
(a) 構文
block platform=プラットフォーム種別;
(b) 説明
ブロックの属性を定義します。このステートメントは,ブロックの先頭に1回だけ記述できます。
(c) パラメーター
- platform
- ブロック内の定義が有効になるプラットフォームを指定します。指定できる値を次に示します。
- "base"
すべてのプラットフォームで有効にする場合に使用します。
- "ユーザー定義"
ユーザー定義のプラットフォームで有効になります。「ユーザー定義」には,半角英数字列だけを使用できます。ただし,この文字列についてエラーチェックは実行されません。
(d) 注意事項
- このブロックにはlangパラメーターは使用できません。
- platformパラメーターで指定したプラットフォーム名称は,JP1イベントの拡張属性「PLATFORM」と比較され,一致した場合にだけ詳細情報の処理の対象となります。したがって,ここに指定するプラットフォーム名と同一の文字列がイベントの拡張属性「PLATFORM」にない場合は,処理の対象となりません。ただし,JP1イベントの発行時に拡張属性「PLATFORM」を設定していない場合は,「"base"」が指定されたものとしてファイルの解析が実行されます。
(e) 定義例
次の「(2) groupステートメント」の定義例を参照してください。
(2) groupステートメント
(a) 構文
group name=グループ名, attrs=属性名並び;
(b) 説明
[イベント詳細]画面上に表示する属性の並び順に名称を付けてグループ化します。このステートメントはブロック内に複数個指定できます。
(c) パラメーター
- name
- 属性名並びに付ける名称を指定します。名称は,32バイト以内の半角英数字で指定します。大文字と小文字は区別されません。ここで付けた名称は,定義ファイル内のorderブロック中で使用できます。
- attrs
- グループ化する属性を一つ以上並べて指定します。複数個並べた場合は,[イベント詳細]画面に上からその順序で表示されます。指定形式は次のとおりです。
- 一つの場合:attrs="E.A0"
- 複数の場合:attrs="E.A0|E.A1"
(d) 注意事項
- 指定できる属性は拡張属性の固有情報だけです。基本属性または拡張属性の共通情報を指定した場合は,指定した属性値が[イベント詳細]画面上に複数個表示されます。
(e) 定義例
JP1イベントの基本属性および拡張属性の共通情報の定義を示します。これらの定義は,イベント拡張属性定義ファイルに標準で提供されています。
@define-block type="event-attr-group-def"; block platform="base"; group name="BASE", attrs="B.GROUPID|B.GROUPNAME|B.IDBASE|B.PROCESSID|B.SEQNO|B.SOURCEIPADDR| B.SOURCESEQNO|B.SOURCESERVER|B.TIME|B.USERID|B.USERNAME|B.ARRIVEDTIME"; group name="COMMON", attrs="E.SEVERITY|E.USER_NAME|E.PRODUCT_NAME|E.OBJECT_TYPE|E.OBJECT_NAME| E.ROOT_OBJECT_TYPE|E.ROOT_OBJECT_NAME|E.OBJECT_ID|E.OCCURRENCE| E.START_TIME|E.END_TIME|E.RESULT_CODE"; @define-block-end;
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