uCosminexus Interschema ユーザーズガイド

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11.1 ユーザ組み込み関数の概要

Interschemaでは,変換情報を定義するときに,標準で提供している関数以外に,ユーザが独自に定義した関数を使用できます。このような関数を「ユーザ組み込み関数」と呼びます。

この節では,ユーザ組み込み関数について説明します。

ユーザ組み込み関数の特長は,次のとおりです。

FDLエディタ及びMDLエディタの式中に関数を使用するとき,使用する関数を[関数名]ダイアログから選択できます。

ユーザ組み込み関数を定義すると,[関数名]ダイアログにユーザ組み込み関数が表示されます。[関数名]ダイアログには,組み込んだ関数の関数名,引数の説明,及び関数の説明が表示できます。[関数名]ダイアログの例を次に示します。

図11-1 [関数名]ダイアログの例

[図データ]

また,組み込んだ関数は,FDLエディタ及びMDLエディタで式を指定するテキスト内に直接記述できます。

ユーザ組み込み関数は,C言語又はJava言語で作成したユーザプログラムへの出口として機能します。ユーザ組み込み関数の機能は,出口関数(ユーザが作成するC言語又はJava言語の関数のことで,トランスレータから制御を渡す際の出口になるもの)中に記述します。