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uCosminexus Enterprise Search 運用ガイド


5.4.1 クローラー詳細情報の共通設定項目

各クローラータイプの詳細情報に共通する設定項目について説明します。

図5‒3 クローラー詳細情報画面(1/2)

[図データ]

クローラー詳細情報画面の項目を次の表に示します。なお,クローラーを追加する場合と既存のクローラーの設定を変更する場合で,指定規則が異なるときがあります。

表5‒3 クローラー詳細情報画面の設定項目(1/2)

#

項目名

指定規則

説明

入力できる文字

クローラーID

追加の場合:必須

クローラーIDです。

設定済みのクローラーIDの変更はできません。

32文字以内の半角英数字と_

共通クローラー識別子※1

追加の場合:任意

クローラーの共通識別子です。

Enterprise Searchでは,この識別子が同じクローラーのクローリング先は,同じアクセス権で管理していると認識されます。

指定を省略した場合は,Enterprise Searchが任意の値を設定します。

共通クローラー識別子を設定していないクローラーの場合は,更新時に共通クローラー識別子を設定できます。設定済みの共通クローラー識別子の変更はできません。

10文字以内の半角英数字

タイトル

必須

クローラーのタイトルです。

80文字以内

タイプ

クローラーのタイプです。追加の場合は,「クローラー追加画面」で選択したタイプが表示されます。

クローラーの説明

任意

クローラーの説明です。

1,024文字以内

アクセス権※2※3※4※5※6

任意

クローリング先のシステムで,文書に付与されているアクセス権をクロールするかを指定します。

  • クロールする

    アクセス権をクロールします。デフォルトで選択されます。

  • クロールしない

    アクセス権をクロールしません。「クロールしない」を選択したクローラーの場合,検索時にはすべてのユーザーに同じ検索結果が表示されます。

[クローラー一覧に戻る]ボタン

「クローラー一覧画面」に戻ります。

外部ユーザーアクセス権※4※5

任意※7

WWWクローラーにアクセス権を付与する場合に,検索を許可する対象のユーザーを指定します。指定形式を次に示します。

外部システムキー,外部ユーザーキー文字列[,外部システムキー,外部ユーザー文字列]

「外部システムキー」と「外部ユーザー文字列」には,外部ユーザーと連携するユーザー情報の登録時に「ユーザー関連」で指定した文字列を指定します。詳細は「3.2.1 ユーザー一括登録の情報登録ファイルの形式」を参照してください。

制限なし

注※1

クローラーのタイプがNTFS,Notesのどちらかの場合に表示される項目です。NTFS,Notes以外の場合は,空で表示されます。

注※2

クローラーのタイプがNTFS,Notes,Groupmaxのどれかの場合に表示される項目です。

注※3

Groupmaxクローラーで「クロールしない」を選択した場合,各コンテンツのアクセス権情報は反映されません。また,前回「クロールする」でアクセス権情報を反映している場合は,アクセス権情報が削除されます。

注※4

Enterprise Searchの設定ファイル「iwsearch.properties」のプロパティ「wwwCrawler.access.enable」の値に「nouse」が指定されている時のみ表示されません。

注※5

WWWクローラーの場合かつ項目「アクセス権」で「クロールする」を選択した場合,このWWWクローラーにアクセス権を付与します。WWWクローラーにアクセス権を付与すると,項目「外部ユーザーアクセス権」で指定されたユーザーだけが,このクローラーで収集したWebページを検索することができます。

項目「外部ユーザーアクセス権」に指定するユーザーは,あらかじめ外部ユーザーと連携するユーザー情報として登録する必要があります。また,この外部ユーザーは,ActiveDirectoryにだけ対応しています。ユーザー情報の登録方法は,「3.2 ユーザー一括登録」を参照してください。

一方,WWWクローラーの場合かつ項目「アクセス権」で「クロールしない」を選択した場合は,すべてのユーザーがこのクローラーで収集したWebページを検索することができます。

注※6

WWWクローラーの場合,項目「アクセス権」の設定によりクロールを実行するコマンドが異なります。

注※7

WWWクローラーの場合かつ項目「アクセス権」で「クロールする」を選択した場合,この項目の指定は「必須」となります。

図5‒4 クローラー詳細情報画面(2/2)

[図データ]

表5‒4 クローラー詳細情報画面の設定項目(2/2)

#

項目名

指定規則

説明

入力できる文字数

スケジュール

必須

クローリングのスケジュールを有効とするかどうかを指定します。

  • 有効:設定したスケジュールを有効とします。

  • 無効:設定したスケジュールを無効とします。

無効を選択した場合,次に有効を選択するまで設定したスケジュールは実行されません。

開始期間

必須

開始時間を「hh:MM」形式,または「hhMM」形式で入力します。hhには0〜23,MMには00〜59までが指定できます。

5文字以内

繰り返し間隔

必須

このクローラーを繰り返し実行する間隔を指定します。

  • 時間単位

    プルダウンメニューで「30分毎」,「1時間毎」,「6時間毎」,「12時間毎」から指定します。

  • 日単位

    1〜365の範囲で入力します。

  • 週単位

    実行する曜日のチェックボックスをクリックし,選択した曜日を何週間ごとに実行するかを,1〜52の範囲で「週毎」の欄に入力します。

  • 月単位

    実行する月のチェックボックスをクリックします。

    「実行日」を選択した場合は,選択した月の何日に実行するかを,1〜31の範囲で入力します。

    「間隔」を選択した場合は,選択した月の第何週の何曜日に実行するかを,プルダウンメニューで指定します。

日単位:3文字以内

週単位:2文字以内

月単位:2文字以内

クローリング期間

必須

クローリング開始から何時間で停止するかの制限時間を,0〜24時間の範囲で指定します。

0を指定した場合は,制限時間なしと判断されます。

2文字以内

最終クローリング時間

任意

現在クローリング中の場合も含み,最後にクローリングを開始した日時がyyyy/mm/dd hh:MM:ss形式で表示されます。

エントリー保存期間

必須

文書の保存期間の範囲を,プルダウンメニューで指定します。

  • 制限なし

    保存期間を無制限とします。

  • クローリング先から削除されたエントリーを削除する

    クローリング時に見つからなかったエントリーを削除します。

ステータス

ステータスの状態を表示します。表示するステータスを以下に示します。

  • クローリングエラー

    クローリングに失敗したクローラーです。

  • クローリング停止

    クローリングを停止しているクローラーです。

  • クローリング未実施

    一度もクローリングしていないクローラーです。

  • クローリング成功

    クローリングに成功したクローラーです。

  • クローリング実施中

    クローリング中のクローラーです。

  • クローリング中断中

    クローリングの中断要求があるクローラーです。

エラー詳細情報

ステータスが「クローリングエラー」の場合,詳細情報が表示されます。

エントリー数

クローリング済みの「エントリー数」を表示します。

「実行する処理を選択してください」プルダウンメニュー

[実行]ボタンをクリックすると,プルダウンメニューで選択した操作を実行します。

  • 更新

    設定した内容をチェックしたあと,更新します。更新に成功すると「更新完了」のメッセージが表示されます。

    削除済みのクローラーを更新した場合は,[クローラー情報]タブに「削除済み」のメッセージが表示されます。

  • 元に戻す

    設定した内容をクリアして,初期表示画面に戻します。

  • クローリングの開始

    クローリング中ではない場合に,クローリングを開始します。

  • クローリングの停止

    クローリング中の場合に,クローリングを停止します。

  • リセット

    クローラーのステータスを「クローリング成功」に変更します。

  • 削除

    クロール定義を削除します。[実行]ボタンをクリックすると削除を確認する画面を表示したあと,[クローラー情報]タブに削除結果が表示されます。

注※
  • クローラーのタイプがGroupmaxの場合,[実行]ボタンでのクローリングの実行はできません。指定されたスケジュールに基づいてGroupmaxクローラーで定義した内容でクローリングが実行されます。ただちにクローリングを実行したい場合は,クロール実行コマンドを使用してください。詳細については「9.7.1 クロール実行コマンド」を参照してください。

  • インストール時にEnterprise Searchが定義したRSSクローラーの場合,「削除」メニューは表示されません。

  • クローリング実施中,または中断中の場合は「更新」,「クローリングの開始」,「削除」は実行できません。また,追加されていないクローラーに対して「更新」以外のメニューは選択できません。

    注意事項