Collaboration - Schedule システム管理者ガイド

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2.1 Collaboration - Scheduleの環境設定の前提条件と注意事項

Collaboration - Scheduleの環境設定時の前提条件および注意事項について説明します。

Collaboration - Scheduleの環境設定をする前に,CollaborationおよびCollaboration - Scheduleの環境設定の前提条件を確認する必要があります。

環境設定の前提条件について説明します。

Collaboration - Scheduleの環境設定時の注意事項をGroupmax Scheduler Serverの運用モードごとに示します。

Groupmax Scheduler Serverの各運用モード(ファイルモードまたはDBモード)共通の注意事項
  • Groupmax Scheduler Serverの組織階層によるセキュリティ設定機能で,ユニット方式を適用している場合,アクセス権がない組織もツリービューに表示されます。ただし,アクセス権がない組織のメンバへのスケジュール予約,およびスケジュール参照はできません。
    セキュリティ設定機能でユニット方式を適用している場合に,アクセス権がない組織をツリービューに表示させたくない場合は,hptl_clb_csc.propertiesのhptl_clb_csc_useldapnameadvanceに1を指定してください。
    hptl_clb_csc_useldapnameadvanceの詳細は,「2.5.4(5) スケジュール調整画面に表示させるメンバ名と組織名の指定(hptl_clb_csc_useldapnameadvance)」を参照してください。
  • Groupmax Scheduler Serverの組織階層によるセキュリティ設定機能,および組織グループによるセキュリティ設定機能は,Groupmax Scheduler Serverに登録されている組織情報を使用してアクセス権を決定します。このため,ディレクトリサーバとGroupmax Scheduler Serverの組織情報を一致させてください。
  • Groupmax Scheduler Serverは,組織ごとに区分を64個まで設定できます。また,組織ごとに設定する区分の数を変更できます。区分の数が異なるユーザが予約したスケジュールを参照すると,[スケジュール詳細]画面,[予約したスケジュール詳細]画面,および[予約されたスケジュール詳細]画面の[区分]領域が正しく表示されない場合があります。
    [区分]領域の表示内容について,例を挙げて説明します。
    メンバA:所属組織A(区分1〜区分10が設定されている)
    メンバB:所属組織B(区分1〜区分64が設定されている)
    メンバC:所属組織C(区分1〜区分64が設定されている)
例1
次のような場合は,[スケジュール詳細]画面(自分のスケジュールの場合)ではGroupmax Scheduler Serverに登録されている1番目の区分が[区分]ドロップダウンリストに表示されます。また,[スケジュール詳細]画面(他メンバのスケジュールの場合),[予約したスケジュール詳細]画面,および[予約されたスケジュール詳細]画面では[区分]領域にメンバが予約した区分に対応する色だけが表示されます。
ログインユーザ:メンバA
参照するスケジュール:メンバBがメンバAに予約したスケジュール
例2
次のような場合は,[区分]領域にメンバが予約した区分に対応する色だけが表示されます。
ログインユーザ:メンバA
参照するスケジュール:メンバBがメンバCに予約したスケジュール
  • [スケジュール]ポートレットを使用する場合は,次のポートレットがデプロイされている必要があります。
    ・[カレンダ]ポートレット
    ・[コミュニティ]ポートレット
    ・[ユーザ検索]ポートレット
  • [ToDo]ポートレットを使用する場合は,[スケジュール]ポートレットがデプロイされている必要があります。
  • [メール]ポートレットがデプロイされていない環境で[スケジュール]ポートレットを使用する場合は,hptl_clb_csc.propertiesのhptl_clb_csc_gam_use_mailに,必ず0を指定してください。
    hptl_clb_csc_gam_use_mailの詳細は,「2.5.4(8) [メール]ポートレットとの連携機能を使用するかしないかの指定(hptl_clb_csc_gam_use_mail)」を参照してください。

Groupmax Scheduler Serverがファイルモードの場合の注意事項
  • Groupmax Scheduler Serverの他システム接続機能については,組織階層の最上位に登録した他システムの組織だけがツリーに表示されます。2階層目以下に登録した他システムの組織もツリーに表示させたい場合は,hptl_clb_csc.propertiesのhptl_clb_csc_useldapnameadvanceに1を指定してください。
    hptl_clb_csc_useldapnameadvanceの詳細は,「2.5.4(5) スケジュール調整画面に表示させるメンバ名と組織名の指定(hptl_clb_csc_useldapnameadvance)」を参照してください。
  • 施設名および施設のテーブル名の表示言語は切り替えられません。