COBOL2002 Cosminexus連携機能ガイド
コンピュータで扱うバイナリデータ(2進項目および内部浮動小数点項目)の形式がWindows,HP-UX(IPF64),AIX,Linux,またはSolaris(SPARC)で異なります。WindowsおよびLinuxではリトルエンディアン形式で,HP-UX(IPF64),AIX,およびSolaris(SPARC)ではビッグエンディアン形式となります。
WindowsまたはLinuxのCOBOLでは,通常リトルエンディアン形式でデータを扱いますが,COBOLプログラムのコンパイル時に-BigEndianオプションを指定すると,ビッグエンディアン形式(HP-UX(IPF64),AIX,Solaris(SPARC))でデータを扱うことができます。ビッグエンディアン形式でデータを扱うプログラムをJavaから呼び出して使用したい場合には,このオプションにbigを指定すると,ビッグエンディアン形式でデータを受け渡しすることができます。
SET CBLJ2CBOPT=endian( little | big )
CBLJ2CBOPT="endian( little | big )" export CBLJ2CBOPT
CBLJ2CBOPT="endian( little | big )" export CBLJ2CBOPT
endian(little): 2進項目をリトルエンディアンで扱います。
endian(big): 2進項目をビッグエンディアンで扱います。
このオプションは,次の項目に対して有効です。
WindowsまたはLinuxの場合COBOLアクセスで,このオプションにbigを指定する場合は,COBOLプログラムコンパイル時に-BigEndian,Binコンパイラオプションと-BigEndian,Floatコンパイラオプションを指定してください。
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