COBOL2002 Cosminexus連携機能ガイド
Javaアプリケーションプログラムとインタフェースを持つCOBOL UAPは,DLLまたは共用ライブラリ(AIXの場合:*.a,HP-UX(IPF64),Linux,またはSolaris(SPARC)の場合:*.so)として作成してください。Javaアプリケーションプログラムとインタフェースを持つCOBOL UAPでは,設定が必要なオプション,設定してはいけないオプションは次のとおりです。
- <この項の構成>
- (1) Windowsの場合
- (2) UNIXの場合
(1) Windowsの場合
(a) 設定が必要なオプション
- -MainNotCBL:副プログラムとしてコンパイルします。
- -Dll,Stdcall:DLLの形式を指定します(Dllの属性をStdcallにします)。Windows(x86)だけで有効です。
- -Dll:DLLの形式を指定します(Dllの属性をfastcallにします)。Windows(x64)だけで有効です。
- -DllInit:呼び出し時にDLLを初期状態にします。
- -MultiThread:マルチスレッド機能を使用します。
ただし,マルチスレッド機能を使用する場合,順ファイル,テキストファイルに対するファイル入出力は使用できないなど,幾つかの注意事項があります。詳細は,マニュアル「COBOL2002 ユーザーズガイド」を参照してください。
- -Comp5:COMP-5を指定できるようにします。
(b) 設定してはいけないオプション
- -Bin1Byte:1バイトの2進項目を有効にします。
- -Dll,Cdecl: DLLの形式を指定します(Dllの属性をCdeclにします)。Windows(x86)だけで有効です。
- -OleServer,Dll:インプロセスサーバ(.DLL)を生成します。
そのほかのコンパイラオプションについては,必要に応じて設定してください。
(2) UNIXの場合
(a) 設定が必要なオプション
- -PIC,{Std|Expand}:共用ライブラリに使う位置独立(PIC)コードを作成する場合に指定します。
- -MultiThread:マルチスレッド機能を使用します。ただし,マルチスレッド機能を使用する場合,順ファイル,テキストファイルに対するファイル入出力は使用できないなど,幾つかの注意事項があります。詳細はマニュアル「COBOL2002 使用の手引 手引編」を参照してください。
- -MainNotCBL:副プログラムとしてコンパイルします。
- -Comp5:COMP-5を指定できるようにします。
(b) 設定してはいけないオプション
- -Bin1Byte:1バイトの2進項目を有効にします。
そのほかのコンパイラオプションについては,必要に応じて設定してください。
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