「Bean生成ウィザード」と「Bean生成ツール」で，jarファイルの作成手順が異なります。

(a)　JBuilderを使用した場合

「Bean生成ウィザード」でのjarファイル作成手順を次に示します。

1. 「Bean生成ウィザード」で生成されたファイルをJBuilderでコンパイルしてclassファイルを生成します。
2. jarファイル生成環境設定を行います。
   
   • JBuilderのメニューバー「ウィザード」からアーカイブビルダを選択し，jarファイル生成環境設定を行ってください。
   • ステップ1/5のファイルタイプは「ベーシック」を選択してください。
   • ステップ3/5ではファイルの追加を選んで，ejb-jar.xmlを追加登録してください。
3. JBuilderのプロジェクトをビルドします。

EJB-jarファイルの生成の詳細については，使用しているCosminexusのバージョンに対応した，マニュアル「Cosminexus　アプリケーション開発ガイド」を参照してください。

(b)　JBuilderを使用しない場合

「Bean生成ツール」でのjarファイル作成手順を次に示します。

1. 「Bean生成ツール」で生成されたファイルをコンパイルしてclassファイルを生成します。
2. コマンドプロンプトを開き，「Bean生成ツール」の「生成ファイルを出力するフォルダ」に移動し，次のようなjarコマンドでjarファイルを作成します。
   

    
   jar  cvf  \temp\xxxejb.jar META-INF
    

3. コマンドプロンプトを開き，classファイル出力フォルダに移動し，次のようなjarコマンドでjarファイルを作成します。
   jar uvf \temp\xxxejb.jar 「Bean生成ツール」で指定したパッケージ文字列の先頭パッケージ
   

生成されたjarファイルをCosminexusに登録します。登録の方法は次のとおりです。

(a)　Cosminexus Application Server Version 6（uCosminexus Application Server 06-70含む）を使用する場合のjarファイルの登録方法

1. Cosminexus Component Container（J2EEサーバ）を起動します。
2. サーバマネージャ（Hitachi Server Manager）を起動します。
3. 画面左側の表示から［J2EE サーバ名］−［J2EE Resources］−［EJB Jars］を選択し右クリックします。表示するポップアップメニューから［Import EJB Jar…］を選択し該当のjarファイルを取り込みます。
4. 画面左側の表示から［J2EE サーバ名］−［J2EE Application］を選択し右クリックします。表示するポップアップメニューから［New Application…］を選択しNameボックスに<J2EE Application 名>を指定し，Lookup NameボックスにLookup 名称（）メソッドで使用する名称を指定します。さらに，該当のEJB jarファイルを追加して使用可能にします。
5. 画面左側の表示から［J2EE サーバ名］−［J2EE Application］を選択し，画面右側に表示するJ2EE Application Beanを選択し右クリックします。表示するポップアップメニューから［Start］を選択します。
   Cosminexus Component Containerの起動やサーバマネージャの詳細については，マニュアル「Cosminexus Version 6　システム運用ガイド」を参照してください。
   

(b)　Cosminexus Application Server Version 7以降を使用する場合のjarファイルの登録方法

1. Cosminexus Component Container（J2EEサーバ）を起動します。
2. J2EEサーバ用のコマンドを使用してEJBのjarファイルを登録します。
3. cjimportresコマンドでEJB-JARファイルをインポートします。
4. cjaddappコマンドでインポート済みのEJB-JARファイルをJ2EEアプリケーションに追加します。
5. cjstartappコマンドでJ2EEアプリケーションを開始して，クライアントからのリクエストを受け取ることができるようにします。
   Cosminexus Component Containerの起動やJ2EEサーバで使用するコマンドの詳細については，使用しているCosminexusのバージョンに対応した，マニュアル「Cosminexus　リファレンス　コマンド編」を参照してください。