COBOL2002 Javaプログラム呼び出し機能ガイド
プログラム作成支援ツールはcbl2kjgenコマンドで実行します。
cbl2kjgenコマンドの形式を次に示します。
- 形式
cbl2kjgen -Type {Sample|GroupMapper}+
{-Jar Javaアーカイブファイル名|-Class Javaクラス名〔:内部名〕〔,Javaクラス名〔:内部名〕〕…}+
〔-ClassPath クラスパス〕
〔-OutDir フォルダパス〕
〔-StrMaxLen 最大長〕
〔-MaxArrayLength 最大値〕
〔-Format {fixed|free}〕
|
- 規則
- オプション名とオプションに指定する選択値では,英大文字と英小文字を区別しません。
- 同じオプションを指定した場合,後ろに指定したオプションが有効となります。
- ここで説明されていない文字列をcbl2kjgenコマンドに指定した場合,エラーメッセージを出力し,その指定を無視します。
- オプション
- cbl2kjgenコマンドに指定できるオプションについて説明します。
- -Type {Sample|GroupMapper}+
- -Jar Javaアーカイブファイル名
- このオプションは省略できます。ただし,このオプションと-Classオプションをどちらも指定しない場合,エラーメッセージを出力し,処理を中止します。
- 指定したJavaアーカイブファイルを解析対象とします。
- 次に示す場合はエラーメッセージを出力し,処理を中止します。
・Javaアーカイブファイル名が指定されていない場合
・指定したJavaアーカイブファイルが存在しない場合
・指定したJavaアーカイブファイルの読み込みに失敗した場合
- このオプションと-Classオプションの組み合わせによって,プログラム作成支援ツールが解析するファイルが異なります。オプションの組み合わせと解析ファイルの関係については,「7.2.1 プログラム作成支援ツールの機能範囲」の「(1) Javaプログラムの解析」の「(b) オプションの組み合わせによる解析ファイルの違い」を参照してください。
- -Class Javaクラス名〔:内部名〕〔,Javaクラス名〔:内部名〕〕…
- -ClassPath クラスパス
- -OutDir フォルダパス
- このオプションは省略できます。
- このオプションを指定した場合,プログラム作成支援ツールが生成するCOBOLプログラムの出力先を指定したフォルダパスに変更します。
- 次に示すどれかの条件に当てはまる場合,エラーメッセージを出力して処理を中止します。
・フォルダパスが指定されていない場合
・指定したフォルダが存在しない場合
・指定したフォルダへ書き込む権限がない場合
・指定したフォルダへの書き込みに失敗した場合
- このオプションを省略した場合,プログラム作成支援ツールはカレントフォルダにCOBOLプログラムを生成します。
- -StrMaxLen 最大長
- このオプションは省略できます。
- このオプションで指定した最大長は,プログラム作成支援ツールが生成するCOBOLプログラム中の次の値に使用されます。
・CBLJSTRMAXLEN項目の値
・JavaプログラムのString型データと対応づけるCOBOLプログラムの英数字項目の長さ
- このオプションを省略した場合,上記の値に256が仮定されます。
- 最大長には1〜1,024の整数を指定できます。それ以外の値を指定した場合,または値を指定しなかった場合は,エラーメッセージを出力し,処理を中止します。
- -MaxArrayLength 最大値
- このオプションは省略できます。
- このオプションで指定した最大値は,プログラム作成支援ツールが生成するCOBOLプログラム中の次の値に使用されます。
・配列オブジェクトと対応づけるCOBOLの可変長繰り返し項目の最大反復回数
- このオプションを省略した場合,上記の値に256が仮定されます。
- 最大値には1〜16,777,215の整数を指定できます。それ以外の値を指定した場合,または値を指定しなかった場合は,エラーメッセージを出力し,処理を中止します。
- -Format {fixed|free}
- 戻り値
- プログラム作成支援ツールの戻り値を次の表に示します。
表7-4 プログラム作成支援ツールの戻り値
戻り値 |
内容 |
0 |
正常終了しました。 |
1 |
正常終了しました。
ただし,警告メッセージが出力されています。 |
2 |
エラーで処理を中止しました。 |
- コマンドのヘルプ
- オプションを指定しないでcbl2kjgenコマンドだけを入力した場合,または次に示すコマンドを指定した場合,cbl2kjgenコマンドのヘルプが出力されて,正常終了します。
- 形式
- 注意
- -Helpまたは-?を指定した場合,ほかのオプションは無視されます。
- <この節の構成>
- 7.2.1 プログラム作成支援ツールの機能範囲
- 7.2.2 Javaクラス利用サンプルの生成
- 7.2.3 集団項目データ交換プログラムの生成
All Rights Reserved. Copyright (C) 2014, 2016, Hitachi, Ltd.