プログラム作成支援ツールは，Javaプログラム呼び出し機能を使用するCOBOLコードを生成するツールです。このツールを使用することで，使用するJavaプログラムに合わせたCOBOLプログラムの作成が容易になります。

プログラム作成支援ツールの概要を次の図に示します。

図7-1　プログラム作成支援ツールの概要

プログラム作成支援ツールは，Java実行ファイルまたはJavaアーカイブファイルで定義されているJavaの機能を使用するCOBOLプログラムを生成します。生成できるCOBOLプログラムは次に示す2種類です。

• Javaクラス利用サンプル
  使用するJavaプログラムから，Javaのフィールドやメソッドを利用するCOBOLコードのサンプルを生成します。
  
• 集団項目データ交換プログラム
  使用するJavaプログラムから，Javaのフィールドに対応するデータ項目を含むCOBOL集団項目を定義した登録集原文と，一括でデータの取得や設定をするCOBOLプログラムを生成します。
  

生成したCOBOLプログラムは，編集後，COBOL2002コンパイラでコンパイルし，Javaプログラム呼び出し機能の実行時ライブラリを使用して実行します。

＜この節の構成＞

7.1.1　プログラム作成支援ツールの特長

7.1.2　プログラム作成支援ツールの前提条件

7.1.3　生成例で使用するJavaプログラム