COBOL2002 Javaプログラム呼び出し機能ガイド
Javaプログラム呼び出し機能を使用するCOBOLプログラムのコンパイル時に,コンパイラオプションを指定する場合の注意事項について説明します。
COBOL2002のコンパイラオプションについては,マニュアル「COBOL2002 ユーザーズガイド」を参照してください。
-BigEndianコンパイラオプション※を指定してコンパイルすると,COBOLプログラムの2進形式の数字項目および内部浮動小数点項目をビッグエンディアン形式で取り扱うことができます。
Javaプログラム呼び出し機能を使用するプログラムで,-BigEndianコンパイラオプションを指定するときの注意事項を次に示します。
-DynamicLink,Callコンパイラオプションを指定してコンパイルすることで,定数指定のCALL文の呼び出し先を動的にリンクできます。
Javaプログラム呼び出し機能のサービスルーチンを呼び出すCOBOLプログラムに-DynamicLink,Callコンパイラオプションを指定してコンパイルしたとき,Javaプログラム呼び出し機能の実行時ライブラリを,動的にロードするライブラリの検索対象に指定する必要があります。
COBOL2002の実行時環境変数の指定例を次に示します。
CBLLDLL=cbl2kjrt.dll |
-JPN,Alnumまたは-JPN,V3JPNコンパイラオプションを指定してコンパイルすると,COBOLプログラムの日本語項目の空白の扱いを指定できます。
Javaプログラム呼び出し機能の文字列操作では,英数字項目と日本語項目とでは,残りの領域を補う空白の扱いが異なります。Javaプログラム呼び出し機能での空白の扱いを次の表に示します。
表4-1 Javaプログラム呼び出し機能での空白の扱い
サービスルーチンの引数 | 領域を補う空白の扱い |
---|---|
英数字項目として扱う場合 | 半角空白(X'20') |
日本語項目として扱う場合 | 全角空白(X'8140') |
-JPNコンパイラオプションを指定する場合の注意事項を次に示します。
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