COBOL2002 ユーザーズガイド
ライブラリ管理ツール(LIBコマンド)で使用できるオプションを次に示します。
オプション名 | 機能 | 参照先 | 32bit版PC(x86) COBOL2002 | 64bit版PC(x64) COBOL2002 |
---|---|---|---|---|
-DEF | インポートライブラリを作成するためのモジュール定義ファイル(.def)を指定します | (1) -DEF:モジュール定義ファイル | ○ | ○ |
-EXPORT | エクスポートを指定します | (2) -EXPORT:入口点名〔,@順序番号〔,NONAME〕〕 | ○ | ○ |
-EXTRACT | ライブラリメンバの抽出を指定します | (3) -EXTRACT:オブジェクトファイル名 | ○ | ○ |
-INCLUDE | シンボルを追加します | (4) -INCLUDE:シンボル | ○ | ○ |
-LIBPATH | 環境変数LIBに先行して検索したいライブラリパスを指定します | (5) -LIBPATH:ライブラリのパス | ○ | ○ |
-LIST | ライブラリメンバのリストを表示します | (6) -LIST | ○ | ○ |
-NODEFAULTLIB | デフォルトライブラリを無視します | (7) -NODEFAULTLIB〔:ライブラリ名〕 | ○ | ○ |
-OUT | 出力ファイル名を指定します | (8) -OUT:出力ファイル名 | ○ | ○ |
-REMOVE | ライブラリからオブジェクトを削除します | (9) -REMOVE:オブジェクトファイル名 | ○ | ○ |
-VERBOSE | 処理の進行状況を詳しく表示します | (10) -VERBOSE | ○ | ○ |
-? | オプションの概略一覧を表示します | (11) -? | ○ | ○ |
モジュール定義ファイル(.def)からインポートライブラリを生成するためのオプションです。ファイル名は拡張子を付けて指定します。モジュール定義ファイル(.def)は一つだけ指定できます。モジュール定義ファイルについては,「40.4 モジュール定義ファイル」を参照してください。
ライブラリ管理ツール(LIBコマンド)は,モジュール定義ファイル内のLIBRARY文,EXPORTS文だけを参照し,それ以外は無視します。
入口点の名前をエクスポートするためのオプションです。これは,モジュール定義ファイルのEXPORTS文と同じです。
@順序番号(1〜65,535)を指定すると,名前ではなく番号で関数を呼び出せます。この呼び出しの方がより速く関数を呼び出せます。
順序番号のあとにNONAMEを付けると,名前はエクスポートされないため,順序番号による呼び出しだけができるようになります。
ライブラリ内からオブジェクトファイルを取り出すためのオプションです。
取り出されたオブジェクトファイルは,取り出し元のライブラリに残ります。
-REMOVEオプションを同時に指定すると,取り出されたオブジェクトファイルはライブラリ内から削除されます。この場合,必ず-EXTRACTオプションを先に指定しなければなりません。
指定されたシンボルをシンボルテーブルに追加するためのオプションです。
-DEFオプション指定時に,通常は取り込まれないライブラリオブジェクトを追加する場合に使用します。
環境変数LIBに先行して検索したいライブラリパスを指定するためのオプションです。入力する-LIBPATHオプションごとに一つのフォルダを指定します。複数のフォルダを指定する場合は,フォルダごとに-LIBPATHオプションを指定します。ライブラリ管理ツール(LIBコマンド)は,指定された順にフォルダを検索します。
ライブラリ内のオブジェクトファイルのリストを表示するためのオプションです。
外部参照を解決するときに,検索するライブラリリストからデフォルトライブラリを除くためのオプションです。
ライブラリ名を指定しなかった場合は,すべてのデフォルトライブラリが検索対象から除かれます。
複数のデフォルトライブラリを検索対象から除外するためには,除外するライブラリごとに-NODEFAULTLIBオプションを繰り返し指定します。
出力ファイルの名称を指定するためのオプションです。-EXTRACTオプションを指定した場合,このオプションは必ず指定しなければなりません。
オブジェクトファイルをライブラリから削除するためのオプションです。
ライブラリの処理に関する追加情報を表示するためのオプションです。
オプションの概略一覧を表示するためのオプションです。
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