COBOL2002 ユーザーズガイド

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40.4 モジュール定義ファイル

モジュール定義ファイル(.def)は,ファイル名称,属性,エクスポート,システムの条件など,実行可能ファイルやDLLの特性を記述するファイルです。

リンカ(LINKコマンド)は,リンク時にこのファイルを参照し,このファイルに従った実行可能ファイル,DLLを作成します。また,ライブラリ管理ツール(LIBコマンド)でインポートライブラリを生成する場合にもこのファイルを使用します。

COBOL2002では,ユーザはモジュール定義ファイルを意識しなくてもアプリケーションプログラムを生成できます。このモジュール定義ファイルは,リンカオプションのデフォルト値を変更するときや,外部名のエクスポートをするときに使用します。

ここではモジュール定義ファイルを記述するときの規則について説明します。

<この節の構成>
40.4.1 モジュール定義ファイルの記述規則
40.4.2 モジュール定義文
40.4.3 モジュール定義文とリンカオプションとの関係