COBOL2002 ユーザーズガイド
CBLADTRMサービスルーチンは,ACCEPT文の終了キーに任意のコードを追加するものです。
- 形式
CALL 'CBLADTRM' USING 引数1 引数2
- 引数
- 引数1には,終了キーに指定するコードのバイト数を,2バイトの2進項目で指定します。
- 引数2には,終了キーに指定するコードを指定します。この項目は,引数1で指定した長さの英数字項目(PIC X(n):n=引数1)でなければなりません。
- 戻り値
- 0:正常終了した場合
- -1:エラーが発生した場合
- 規則
- このサービスルーチンで指定した終了キーは,画面節(SCREEN SECTIONおよびWINDOW SECTION)のACCEPT文に対して有効となります。ただし,ENTERキーと実行キーは本サービスルーチンで終了キーに追加できません。
- 画面節(WINDOW SECTION)のACCEPT文を実行した際に押された終了キーのコードは,WINDOW-KEYCODE特殊レジスタに設定されます。
- 画面節(SCREEN SECTION)のACCEPT文を実行した際に押された終了キーのコードは,環境部の特殊名段落でCRT STATUS句に指定したデータ名に設定されます。詳細については,「12.2.4 CRT STATUS句を使用したファンクションキー入力結果の取得」を参照してください。
- 使用例
- 終了キーに[Tab]キー,および[Esc]キーを追加する例を次に示します。
IDENTIFICATION DIVISION.
PROGRAM-ID. SAMPLE1.
:
DATA DIVISION.
WORKING-STORAGE SECTION.
01 OP-1 PIC 9(4) USAGE COMP VALUE 4.
01 OP-2 PIC X(2) VALUE X'091B'.
:
PROCEDURE DIVISION.
:
CALL 'CBLADTRM' USING OP-1 OP-2.
IF RETURN-CODE NOT = 0 THEN
CBLADTRMエラー処理
END-IF.
:
- 終了キーとコード
- 終了キーとコードとの対応を「図32-2 終了キーとコードとの対応(1バイトコード)」,「図32-3 終了キーとコードとの対応(2バイトコード)」に示します。
- 終了キーは,日立パーソナルワークステーション2020(以降,2020と呼びます)のキーボードのキーで表しています。
- 2020のキーボードにはあり,106日本語キーボードにはないキーが幾つかあるため,106日本語キーボードではこれらのキーを別のキーに置き換えることで対応しています。「図32-4 2020のキーボードと106日本語キーボードとの対応表」に2020のキーボードと106日本語キーボードの対応表を示します。
図32-2 終了キーとコードとの対応(1バイトコード)
図32-3 終了キーとコードとの対応(2バイトコード)
図32-4 2020のキーボードと106日本語キーボードとの対応表
All Rights Reserved. Copyright (C) 2013, 2016, Hitachi, Ltd.
All Rights Reserved. Copyright (C) 2002, 2011, Microsoft Corporation.