COBOL2002 ユーザーズガイド
26.3.6 実行時エラーメッセージの取得方法
OLE2サーバからの実行時エラーメッセージや異常終了時要約リストは,メッセージ出力ファイルに出力されます。メッセージ出力ファイルの名称は,実行時に環境変数CBLSRVERRに指定します。
- 形式
CBLSRVERR=メッセージ出力ファイル名〔+〕
- +:ファイルを上書きしないで,追加するときに指定します。
- 規則
- (a)
- OLE2サーバがインプロセスサーバの場合,次のどれかの方法でCBLSRVERRを設定します。
- 実行支援を使って,OLE2クライアントプログラムの実行環境ファイルに設定する。
- OLE2クライアントを起動するプロセスで,setコマンドを使って設定する。
- 環境変数へのアクセス機能のDISPLAY文を使って設定する。
環境変数へのアクセス機能については,「10.4 環境変数へのアクセス」を参照してください。
- (b)
- OLE2サーバがアウトオブプロセスサーバの場合,次のどちらかの方法でCBLSRVERRを設定します。
- 実行支援を使って,OLE2サーバプログラムの実行環境ファイルに設定する。
- 環境変数へのアクセス機能のDISPLAY文を使って設定する。
環境変数へのアクセス機能については,「10.4 環境変数へのアクセス」を参照してください。
- 注意事項
- OLE2サーバがアウトオブプロセスサーバの場合,環境変数CBLSRVERRに指定するファイル名には,ドライブ名,およびフォルダ名を付けた絶対パス名を指定してください。
- 環境変数CBLSRVERRの指定をしないと,COBOL OLE2サーバで実行時エラーが発生しても,エラー情報が出力されないで異常終了します。
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