COBOL2002 ユーザーズガイド
(1) インプロセスサーバのテスト
テストデバッガを使用してインプロセスサーバをテストする方法は,通常のプログラムをテストする方法と同じです。
- -TDInfオプションを指定してコンパイルします。
- COBOL OLE2クライアントをテストデバッガから起動します。
- COBOL OLE2クライアントからCOBOL OLE2サーバを呼び出します。
(2) アウトオブプロセスサーバのテスト
テストデバッガを使用してアウトオブプロセスサーバをテストするときは,テスト対象となる実行可能ファイルで,環境変数CBLTDEXECを設定します。CBLTDEXECに関する詳細は,「38.2 プログラムの実行環境の設定」を参照してください。
- -TDInfオプションを指定して,OLE2サーバプログラムをコンパイルします。
- 実行支援を使用して,OLE2サーバ名称と同じ名称の実行環境ファイル(OLE2サーバ名.cbr)に,CBLTDEXEC=TDを指定します。
- OLE2サーバプログラムを指定してテストデバッガを起動し,連動実行待機状態にします。
- OLE2クライアントからOLE2サーバが起動されると,テストデバッガと接続されてデバッグができる状態になります。
- 注意事項
- DCOMを使ったOLE2サーバは,アウトオブプロセスサーバとしてテストできません。
- 環境変数CBLTDEXECを指定し,アウトオブプロセスサーバをサーバの登録・削除以外の目的(パラメタなし)で直接起動した場合,テストデバッガ,カバレージ情報の蓄積,およびカウント情報の表示が連動実行されますが,アウトオブプロセスサーバとしてテストできません。環境変数CBLTDEXECを指定している場合は,サーバの登録・削除以外の目的で直接起動してはいけません。
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