COBOL2002 操作ガイド
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(1) パッケージ情報ファイル(.pkg)について
Windows Vista以降のOSでは,「新しいファイルの種類の登録」で作成するパッケージ情報ファイルの出力先に相違があります。
Windows Vista以降のOSでは,次の場所になります。
- 32bit版PC(x86) COBOL2002の場合
環境変数ALLUSERSPROFILEが示すフォルダ\Hitachi\COBOL2002\PLUGIN
- 64bit版PC(x64) COBOL2002の場合
環境変数ALLUSERSPROFILEが示すフォルダ\Hitachi\COBOL2002 64bit\PLUGIN
環境変数ALLUSERSPROFILEが示すフォルダに作成するファイルは,デフォルトでは,それを作成したユーザでしか更新できません。そのため,複数ユーザでパッケージ情報ファイルを更新したい場合は,必要に応じて,パッケージ情報ファイルにアクセス権限を設定するか,または開発マネージャを管理者権限に昇格して起動し,更新するなどの対処を行ってください。
開発マネージャを使用する前に,パッケージ情報ファイルを移行してください。
移行方法
<移行元フォルダ>のパッケージ情報ファイルを,<移行先フォルダ>にエクスプローラなどでコピーしてください。
同一マシンに,32bit版PC(x86) COBOL2002 02-00以降または64bit版PC(x64) COBOL2002 02-00以降をインストールする場合は,あらかじめ,パッケージ情報ファイルを退避し,32bit版PC(x86) COBOL2002 02-00以降または64bit版PC(x64) COBOL2002 02-00以降をインストールしたあとで,<移行先フォルダ>にエクスプローラなどでコピーしてください。
- <移行元フォルダ>
- 次のどれかの製品の場合
- PC COBOL85
- 32bit版PC(x86) COBOL2002 02-00未満
- 64bit版PC(x64) COBOL2002 02-00未満
- Windows Vista以降のOS以外のOSにインストールした32bit版PC(x86) COBOL2002 02-00以降
- Windows Vista以降のOS以外のOSにインストールした64bit版PC(x64) COBOL2002 02-00以降
インストールフォルダ\PLUGIN
- Windows Vista以降のOSにインストールした32bit版PC(x86) COBOL2002 02-00以降の場合
環境変数ALLUSERSPROFILEが示すフォルダ\Hitachi\COBOL2002\PLUGIN
- Windows Vista以降のOSにインストールした64bit版PC(x64) COBOL2002 02-00以降の場合
環境変数ALLUSERSPROFILEが示すフォルダ\Hitachi\COBOL2002 64bit\PLUGIN
- <移行先フォルダ>
- 32bit版PC(x86) COBOL2002の場合
環境変数ALLUSERSPROFILEが示すフォルダ\Hitachi\COBOL2002\PLUGIN
(Windows Vista以降のOS以外のOSの場合は,インストールフォルダ\PLUGINフォルダになります。)
- 64bit版PC(x64) COBOL2002の場合
環境変数ALLUSERSPROFILEが示すフォルダ\Hitachi\COBOL2002 64bit\PLUGIN
(Windows Vista以降のOS以外のOSの場合は,インストールフォルダ\PLUGINフォルダになります。)
(2) Windows Vista以降のOSでは使用できない機能(32bit版PC(x86) COBOL2002だけで有効)
Windows Vista以降のOSで使用できないプログラム,ファイル,オプション,環境変数について説明します。
Windows Vista以降のOSでは次に示すプログラムは作成できません。
プロジェクト作成時のプロジェクト作成ウィザードには表示しません。
- Windows Vista以降のOSでは作成できないプロジェクトの種類
- OLEアウトオブプロセスサーバプログラム
- OLEインプロセスサーバプログラム
- CGIメインプログラム
Windows Vista以降のOSでは次に示すファイルは使用できません。
Windows Vista以降のOSではプロジェクトに登録できません。また,ファイルを表示するダイアログボックスにも表示しません。
- Windows Vista以降のOSではプロジェクトに登録できないファイル
- HTMLファイル
- HTMLファイルから生成されるCOBOLソース
- OLE定義ファイル
- ファイルを表示するダイアログボックス
- [ファイル]−[新規作成]メニューで表示されるファイルの新規作成ダイアログボックスに表示しません。
- エディタの設定ダイアログボックスのファイル種別にHTMLファイルを表示しません。
Windows Vista以降のOSでは次に示すオプションは使用できません。
プロジェクト設定ダイアログボックスに表示しません。
- プロジェクト設定ダイアログボックスのプロジェクトタブ
- OLEアウトオブプロセスサーバプログラム
- OLEアウトオブプロセスサーバプログラムのサブオプションであるRegSet
- OLEインプロセスサーバプログラム
- OLEインプロセスサーバプログラムのサブオプションであるRegSet
- CGIメインプログラム
Windows Vista以降のOSでプロジェクト設定ダイアログボックスの環境変数タブで使用できない環境変数はありません。
(4) Windows Vista以降のOSでの使用上の注意事項
開発マネージャを標準権限で起動した場合の注意事項を次に示します。
- 開発マネージャからテストデバッガやカバレージを起動する場合,昇格ダイアログボックスが表示されます。この場合,必要な情報を入力して操作を続行できます。昇格ダイアログボックスでキャンセルを選択した場合,メッセージ※1が表示されます。
- 開発マネージャから管理者権限のユーザプログラムを起動する場合,昇格ダイアログボックスが表示されます。この場合,必要な情報を入力して操作を続行できます。昇格ダイアログボックスでキャンセルを選択した場合,メッセージ※1が表示されます。
- 開発マネージャから起動するツール※2が管理者権限であった場合は起動できません。メッセージ※1が表示されます。
このメッセージが表示されたとき,起動に失敗したツールの権限が管理者権限であるかを見直し,管理者権限であった場合は,開発マネージャも管理者権限で起動してください。ツールの権限が管理者権限でなかった場合は,ツールの存在有無など環境について確認してください。
なお,ビルド処理で起動に失敗した場合,ビルドは中断します。
- cblbuild2kコマンドから起動するツール※2が管理者権限であった場合は起動できません。メッセージ※1が表示されます。
このメッセージが表示されたとき,起動に失敗したツールの権限が管理者権限であるかを見直し,管理者権限であった場合は,cblbuild2kコマンドを管理者権限で起動するか,管理者権限で起動した「COBOLコマンドプロンプト for COBOL2002」でcblbuild2kコマンドを実行してください。管理者権限でなかった場合は,ツールの存在有無など環境について確認してください。
なお,起動に失敗した場合,ビルドは中断し,リターンコード1を返します。
- 一般ファイルとして登録したファイルに関連づいているツールが管理者権限の場合,一般ファイルを開く際に昇格ダイアログボックスが表示されます。この場合,必要な情報を入力して操作を続行できます。昇格ダイアログボックスでキャンセルを選択した場合,メッセージ※1が表示されます。
- 注※1
- 表示されるメッセージは,次のとおりです。
- ユーザプログラムの起動に失敗した場合
「実行に失敗しました。
"xxx"を起動できません。」
- それ以外の場合
「xxxの起動に失敗しました。」
- xxx:開発マネージャやcblbuild2kコマンドから起動されるツール名またはユーザプログラム名が表示されます。
- 注※2
- 開発マネージャやcblbuild2kコマンドから起動されるツールを次に示します。
- テストデバッガやカバレージを除く,開発マネージャから呼び出されるCOBOL2002のコンポーネント
- 「新しいファイルの種類の登録」で登録した任意のツール
- エディタの設定ダイアログボックスで指定した任意のツール
- 開発マネージャから呼び出される関連製品のツール
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