Windows Vista以降のOSでの実行時の注意事項を次に示します。

• 32bit版PC(x86) COBOL2002 02-00以降または64bit版PC(x64) COBOL2002で作成したアプリケーションは，デフォルトで内部マニフェストを埋め込んでいます。
  Windows Vista以降のOSでは，外部マニフェストファイル^※よりも内部マニフェストの情報が優先されるため，内部マニフェストを埋め込んだアプリケーションに対して，外部マニフェストファイルの設定内容は有効となりません。
  

  注※

  実行可能ファイル名の後ろに「.manifest」を付加したファイルで，権限属性などを定義できます。

• 32bit版PC(x86) COBOL2002 02-00以降または64bit版PC(x64) COBOL2002で作成したアプリケーションを，「プロパティ」ダイアログボックスで実行権限を設定したあと，別のフォルダに移動した場合は，再度実行可能ファイルの「プロパティ」ダイアログボックスで，管理者権限を設定する必要があります。詳細は，Windows Vista以降の各OSのヘルプなどを参照してください。
• Windows Vista以降のOSでは，Windowsリソース保護（WRP）によって，Windowsリソース（OSファイル，フォルダなど）が保護されるので，アプリケーションでファイル入出力機能などを使用する場合は，ファイルの出力先の指定に注意が必要です。Windowsリソース保護（WRP）については，Windows Vista以降の各OSのヘルプなどを参照してください。
• 32bit版PC(x86) COBOL2002 03-00および64bit版PC(x64) COBOL2002 03-01では，リンカのインストール先フォルダが変更となりました。詳細については，マニュアル「COBOL2002　ユーザーズガイド」を参照してください。