COBOL2002 操作ガイド
[データの操作]メニューから[データ値の表示]を選ぶか,DISPLAY DATAコマンドで,OLE2オートメーション機能のためのデータに対して,次の操作ができます。
詳細については,「10.13.1 データ値の表示」,または「12.4 TDコマンドの詳細」の「(8) DISPLAY DATA(データの値表示)」を参照してください。
バリアントデータ項目は,データの型とVARIANT値を表示できます。
VARIANT値は,OLE2(Object Linking and Embedding 2)のVARIANTARG構造体のvtの値を表示するものです。バリアントデータの型を次に示します。バリアントデータの型がブールのときは,TRUE,FALSEを表示します。バリアントデータの型がその他のときは,VARIANT値を16進で表示します。
表9-11 データの型とVARIANTARG構造体のvtの値の対応
データの型 | VARIANTARG構造体のvtの値 |
---|---|
整数型 | 2 |
長整数型 | 3 |
単精度内部浮動小数点型 | 4 |
倍精度内部浮動小数点型 | 5 |
通貨型 | 6 |
日付型 | 7 |
文字列型 | 8 |
ブール型 | 11 |
EMPTY | 0 |
NULL | 1 |
オブジェクト型 | 9 |
その他 | 上記以外(16進で表示) |
OLEプロパティは,OLEオブジェクトのプロパティです。OLEオブジェクトは,次の方法で指定します。
OLEプロパティは,バリアントデータの属性を持つため,バリアントデータの型とVARIANT値を表示できます。
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