COBOL2002 操作ガイド
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(1) システムに従った環境変数の設定方法
ccbl2002コマンドのコンパイラ環境は,環境変数で設定できます。環境変数は,コマンドプロンプトまたはWindowsの環境変数で設定します。
- 形式
- 環境変数名=環境変数の値
- 注意事項
- 空白を含むフォルダ名やファイル名を環境変数の値に指定するときは,引用符(")で囲まないでください。
(2) コンパイラ環境変数の規則
環境変数にYESを設定する場合,大文字と小文字は等価とみなされます。
開発マネージャでは,プロジェクトを新規作成したときにデフォルトで設定する環境変数をあらかじめ登録できます。
デフォルトの環境変数は,デフォルトオプション設定ダイアログボックスで設定します。ダイアログボックスの表示方法を次に示します。
- 開発マネージャのプロジェクトマスタを閉じた状態で,ウィンドウの[プロジェクトマスタ]メニューから[デフォルトオプションの設定]を選ぶ。
デフォルトオプション設定ダイアログボックスが表示されます。
![[図データ]](FIGURE/ZU020450.GIF)
(4) プロジェクト単位,またはファイル単位の環境変数の設定
プロジェクト単位,またはソースファイル単位で環境変数を設定できます。
プロジェクト単位,またはソースファイル単位の環境変数の設定は,プロジェクト設定ダイアログボックスで設定します。ダイアログボックスの表示方法を次に示します。
- 開発マネージャのツリービューウィンドウから,環境変数を設定するプロジェクト,またはソースファイルを選ぶ。
- [プロジェクト]メニューから[プロジェクトの設定]を選ぶ。または,[ファイル]メニューから[ファイルの設定]を選ぶ。
プロジェクト設定ダイアログボックスが表示されます。
(5) 環境変数の設定方法
(a) 環境変数を一覧から選択する方法
- [環境変数]タブを選び,表示されるページで環境変数を設定して[OK]ボタンを選ぶ。
環境変数が設定されます。また,設定された環境変数の内容が「設定内容」欄に表示されます。
![[図データ]](FIGURE/ZU020301.GIF)
[環境変数]タブを選んで表示されるページでの設定方法を次に示します。
- 環境変数の登録
- 登録する環境変数のチェックボックスを選びます。
- 環境変数の値を入力するテキストボックス,または環境変数設定ダイアログボックスが表示されます。値を指定すると,環境変数が登録されます。
- 環境変数が登録されると,チェックボックスがオンになります。
- 環境変数の変更
- 変更する環境変数のチェックボックスを選びます。
- 現在の環境変数の値が,テキストボックス,または環境変数設定ダイアログボックスが表示されます。値を変更してください。
- 環境変数の削除
- 削除する環境変数のチェックボックスを選びます。
- 環境変数の値をすべて削除すると,環境変数の指定も削除されます。
- 環境変数が解除されると,チェックボックスがオフになります。
(b) 環境変数を直接入力する方法
次の方法で指定します。指定した環境変数は,[ユーザ設定]タブを選んで表示されるページの「環境変数」の欄に表示されます。
- 環境変数の追加
- [ユーザ設定]タブを選んで表示されるページの「名前」の欄に環境変数名,「値」の欄に環境変数に指定する値をそれぞれ指定する。
- [設定]ボタンを選ぶ。
環境変数が追加されます。
- 環境変数の変更
- [ユーザ設定]タブを選んで表示されるページの「環境変数」の欄から変更したい環境変数を選ぶ。
「名前」および「値」の欄に,選んだ環境変数の名前と現在の値が表示されます。
- 値を修正して[設定]ボタンを選ぶ。
環境変数が変更されます。
- 環境変数の削除
- [ユーザ設定]タブを選んで表示されるページの「環境変数」の欄から削除したい環境変数を選ぶ。
「名前」および「値」の欄に,選んだ環境変数の名前と現在の値が表示されます。
- [削除]ボタンを選ぶ。
環境変数が削除されます。
環境変数が設定されると,環境変数名と指定した値が設定内容の欄に表示されます。ただし,[ユーザ設定]タブを選んで表示されるページでは,設定内容の欄は表示されません。
![[図データ]](FIGURE/ZU020400.GIF)
- ソースファイルに設定した環境変数は,そのソースファイルだけで有効です。また,プロジェクトに設定した環境変数は,プロジェクト内だけに有効です。
- システムの環境変数と同じものについては,ここで設定した内容だけが有効になります。
- [環境変数]タブを選んで表示されるページと,[ユーザ設定]タブを選んで表示されるページの両方で同じ環境変数を指定した場合,後者が有効となります。
- プロジェクト設定ダイアログで設定した環境変数は,ビルド,リビルド,クイックビルド,ファイル単位のコンパイル,依存関係の更新,および開発マネージャから起動したツールで有効になります。
[ビルド]−[実行]メニューから実行するプログラムの起動時には無効になります。ただし,実行するプログラムが,実行支援で環境変数を設定されている場合は実行支援の環境変数が有効になります。
実行時環境変数は,実行支援で設定できます。詳細は,「3.3.2 実行環境の設定」を参照してください。
また,システム環境変数やユーザ環境変数に指定することを指示されている環境変数は,開発マネージャ上では指定しないでください。
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