COBOL2002 操作ガイド
CSVファイルを編集するときは,CSVファイルおよびExcelの仕様で,次に示す規則に従ってください。
サブオプションがあるオプションは,メインオプションとサブオプションをコンマで区切って表示するため,そのままCSVファイルに出力してExcelで開くと,そのオプションはメインとサブとでそれぞれ別のデータとして認識されて表示されます。
(例)
「-SrcList,OutputAll」は「=-SrcList」と「OutputAll」という別々のデータとして表示される。
上記を回避するため,開発マネージャはサブオプションの有無に関係なく,一律でオプションをダブルコーテーション(")で囲んでCSVファイルに出力します。CSVファイルを編集してオプションを追加するときは,そのオプションをダブルコーテーション(")で囲んで指定してください。
オプションには先頭にハイフンが付いているため,そのままCSVファイルに出力してExcelで開くと,そのデータは数式の無効な名前として認識され,「#NAME?」と表示されます。
(例)
「"-SrcList,OutputAll"」は「=-SrcList,OutputAll」という数式の無効な名前として「#NAME?」と表示される。
上記を回避するため,開発マネージャは,オプションの先頭にアポストロフィ(')を付けてCSVファイルに出力します。CSVファイルを編集してオプションを追加するときは,そのオプションの先頭にアポストロフィ(')を付けてください。
プロジェクトやソースファイルにコメントが設定されている場合は,Excelではなくテキストエディタで編集してください。理由を次に示します。
同様の理由で,開発マネージャは,プロジェクトやソースファイルに設定されたコメントは,上記(1)(2)で示すデータ加工はしないで,設定されたままの文字列をCSVファイルに出力します。
CSVファイルでコメントを編集する場合は,上記(1)(2)に基づいたデータ加工はしないでください。指定した文字列がそのまま設定されます。
オプションの引数やユーザ定義オプション,環境変数の定義値は,ダブルコーテーション(")で囲まれてCSVファイルに出力されます。CSVファイルで引数があるオプション,ユーザ定義オプション,または環境変数を追加するときには,指定値をダブルコーテーション(")で囲んで指定してください。
なお,上記以外の属性値については,開発マネージャはデータ加工しないでCSVファイルに出力しますが,上記以外の属性値についても,コンマ区切りの値を指定するときには,指定値をダブルコーテーション(")で囲んで指定してください。
(例)
プロジェクト名に「Pro,je,ct1」と指定するときには,「プロジェクト名,"Pro,je,ct1"」と指定します。
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