Groupmax Address/Mail Version 7 システム管理者ガイド 基本操作編

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付録H.5 環境設定

サーバ統合などのユーザ移動作業が終了した状態,新規環境構築が終了した状態で環境設定してください。

(1)サーバ統合が完了した新規環境でメール送受信などAddress/Mail Serverが動作するかを確認してください。

(2)宛先解決定義ファイルは各OS上のテキスト形式で作成してください。PCで作成したものを使用する場合は作成した宛先解決定義ファイルをテキストモードでファイル転送してください。また,UNIXから宛先解決定義ファイルを転送する場合もテキストモードでファイル転送してください。

(3)宛先解決定義ファイルは変換を必要とする全サーバに作成してください。(サーバごとに異なる宛先解決定義ファイルを使用可能ですが登録されていないユーザのメールは本機能対象外となります)

(4)変換を必要とするサーバのObject Serverを起動した状態で宛先解決データ作成コマンド(admkmvtb)実行により宛先解決データを作成してください。

(5)宛先解決データ作成コマンドは宛先解決定義ファイルを作成したすべてのサーバで実行してください。

(6)変換を必要とするサーバすべてにサーバオプション(gmpublicinfoファイル)「MOVEADDRESS_MAPPING_TABLE=Y」を設定してください。
また,「NICKNAME_DB_ACCESS」及び「NICKNAME_CACHE_LIMIT」のオプションを設定する場合もこのタイミングで設定してください。
「NICKNAME_DB_ACCESS=N」を設定する場合は,「NICKNAME_CACHE_LIMIT」の設定値でアドレス管理ドメインに登録した全ユーザ数以上の値を設定してください。

(7)「NICKNAME_DB_ACCESS」または「NICKNAME_CACHE_LIMIT」を設定した場合,キャッシュセーブファイル作成コマンド(admkordt)実行により新しいキャッシュセーブファイルを作成してください。

(8)キャッシュセーブファイル作成コマンドは「NICKNAME_DB_ACCESS」または「NICKNAME_CACHE_LIMIT」を設定したすべてのサーバで実行してください。

(9)アドレスサービスを起動してください。

(10)サーバ統合前に使用していたユーザIDを別ユーザに割当て再利用する場合は,変換を必要とするサーバすべてにサーバオプション(gmpublicinfoファイル)に「RECYCLED_USERID=Y」を設定したあとにMail Serverを起動してください。