Groupmax Address/Mail Version 7 システム管理者ガイド 基本操作編

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付録H.4 オプション設定

<この項の構成>
(1) 宛先解決テーブル使用オプション
(2) キャッシュエントリ数設定オプション
(3) キャッシュ未展開時の処理設定オプション
(4) ユーザIDの再利用オプション

(1) 宛先解決テーブル使用オプション

宛先解決テーブルを使用する場合,gmpublicinfoファイルに指定してください。

<キーワード>
MOVEADDRESS_MAPPING_TABLE

<設定値>
Y … 宛先解決データを使用する
N … 宛先解決データを使用しない

<省略値>
N(設定誤りもNとする)

<その他>
  • 本オプション設定時は,設定したサーバのアドレスサービスを再起動してください。
  • 本オプションは変換を必要とするサーバすべてに設定してください。
  • 本オプションを設定するときは変換を必要とするサーバで宛先解決データ作成コマンドを実行してください。また,宛先解決データによる変換が必要のないサーバは本オプションの設定を解除してください。

(2) キャッシュエントリ数設定オプション

O/R名とニックネーム,ニックネームとO/R名などの変換で使用するメモリキャッシュのエントリ数上限を設定します。設定値を変更する場合は,gmpublicinfoファイルに指定してください。

<キーワード>
NICKNAME_CACHE_LIMIT

<設定値>
3000〜1000000

<省略値>
3000

<その他>
  • 本オプション設定時は,設定したサーバのアドレスサービスを再起動してください。
  • 本オプションではアドレス管理ドメインに登録した全ユーザ数以上を設定してください。
  • 本オプション設定を変更した場合は,既存のキャッシュセーブファイルが無効になります。
    このため,admkordtコマンドで新しいキャッシュセーブファイルを作成してください。
    詳細については,「8.8 高速宛先変換のためのメモリキャッシュの設定」を参照してください。

(3) キャッシュ未展開時の処理設定オプション

O/R名とニックネーム,ニックネームとO/R名などの変換で使用するメモリキャッシュに,変換対象のユーザが展開されていない場合,DBアクセスにより変換を続行するかどうかを選択します。設定値を変更する場合は,gmpublicinfoファイルに指定してください。

<キーワード>
NICKNAME_DB_ACCESS

<設定値>
Y … DBアクセスを行う
N … DBアクセスを行わない

<省略値>
Y(設定誤りもYとする)

<その他>
  • 本オプション設定時は,設定したサーバのアドレスサービスを再起動してください。
    「NICKNAME_DB_ACCESS=N」を設定した場合は,admkordtコマンドで新しいキャッシュセーブファイルを作成してください。
    詳細については,「8.8 高速宛先変換のためのメモリキャッシュの設定」を参照してください。
  • 「NICKNAME_DB_ACCESS=N」を設定した場合は,「NICKNAME_CACHE_LIMIT」の設定において,アドレス管理ドメインに登録した全ユーザ数以上の値を設定してください。

(4) ユーザIDの再利用オプション

サーバ統合後にサーバ統合前に使用していたユーザIDを別ユーザに割当て再利用する場合,gmpublicinfoファイルに指定してください。

<キーワード>
RECYCLED_USERID

<設定値>
Y … ユーザIDを再利用する
N … ユーザIDを再利用しない

<省略値>
N(設定誤りもNとする)

<その他>
  • 本オプション設定時は,設定したサーバのメールサーバを再起動してください。
  • 本オプション設定時には変換を必要とするサーバすべてに設定してください。