Groupmax Address/Mail Version 7 システム管理者ガイド 基本操作編

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11.2 アクセス権限の登録と削除

アクセス権を持つユーザ/組織だけが掲示板を参照できます。アクセス権は最上位組織,組織,グループ及びユーザ単位で指定できます。これらのアクセス権を持つものをメンバといいます。

グループ・掲示板メンバ一括登録ユティリティを使用すれば,メンバとそのアクセス権限を一括して登録できます。グループ・掲示板メンバ一括登録ユティリティについては,マニュアル「Groupmax Address/Mail Version 7 システム管理者ガイド ユティリティ編」(Windows用)を参照してください。

アクセス権限は,読み(R),書き(W),及び削除(D)があります。メンバごとにアクセス権が与えられます。また,メンバ以外のユーザ/組織には,メンバ以外権限としてアクセス権を指定できます。

アクセス権限を登録,削除できるのは,トップ掲示板だけです。下位掲示板には,トップ掲示板に登録されたメンバに権限が与えられます。

メンバの種類と範囲を示します。

注意
  • 書き(W)権限が与えられている組織とユーザは,通常自分で掲示した記事を削除できます。しかし,組織略称を変更した組織,またはニックネームを変更したユーザは,変更前に掲示した記事を削除できなくなります。
  • 掲示板の所有者がユーザの場合,掲示板へのアクセス権限は,所有者であるユーザと所有者でないユーザとで異なります。掲示板の所有者又は上位掲示板の所有者であるユーザに書き(W)権限が与えられている場合,そのユーザは削除(D)権限と同等の権利を持ちますが,所有者でないユーザに書き(W)権限が与えられていても,削除(D)権限と同等の権利を持つことにはなりません。
  • 掲示板の所有者が組織の場合,その組織に所属するユーザの掲示板へのアクセス権限は,組織メールを使用するユーザと使用しないユーザとで異なります。掲示板の所有者又は上位掲示板の所有者である組織に書き(W)権限が与えられている場合,その組織に所属するユーザが組織メールを使用する場合は,削除(D)権限と同等の権利を持ちますが,組織メールを使用しない場合は,削除(D)権限と同等の権利を持つことにはなりません。
  • 掲示板に対してのアクセス権がサーバをまたがる兼任先の組織に設定されている場合,その兼任ユーザが掲示板を参照することはできません。例えば,2台のサーバA,Bのマルチサーバ環境で,組織1,2はサーバAをホームサーバとするアドレス組織とする。組織1に所属するメールユーザをサーバBに登録し,組織2を兼任させる。組織2に,サーバBで参照可能な掲示板のアクセス権を設定する。組織2に所属し,サーバBをホームサーバとするユーザは一人もいない。このような場合,ユーザAには掲示板のアクセス権が与えられません。組織2でなく直接兼任ユーザBに掲示板のアクセス権を与えてください。または,組織2に所属し,サーバBをホームサーバとするユーザを追加してください。

Mail Serverはアクセス権のモードを2種類用意します。<インストール先ディレクトリ>\nxcdir\gmpublicinfoファイルで,次のキーワードを設定した場合としない場合でモードを区別します。サーバごとにこのキーワードを設定します。

BOARD_ACCESS_WRITE=NO_EDIT_BOARD

まず,掲示板管理ウィンドウの[メンバ]ボタンを選択して,次のメンバ情報ダイアログボックスを開きます。

[図データ]

画面最上段には,掲示板IDと掲示板名が表示されます。その下のメンバ以外権限では,メンバ以外のアクセス権限を設定します。

[登録]ボタン
メンバ登録ダイアログボックスを開きます。

[修正]ボタン
メンバのパーミッション(アクセス権)を変更します。

[削除]ボタン
メンバを削除します。

[ユーザ台帳]ボタン
ユーザ台帳ダイアログボックスを開きます。

[グループ選択]ボタン
グループ選択ダイアログボックスを開きます。

[印刷]ボタン
メンバの一覧を印刷します。

[閉じる]ボタン
ダイアログボックスを閉じます。
<この節の構成>
11.2.1 アクセス権限の登録
11.2.2 アクセス権限の削除