Groupmax Address/Mail Version 7 システム管理者ガイド 基本操作編

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9.3 組織情報の設定

組織情報を設定するためには,次に示す名前データベース(組織追加)ダイアログボックスを表示します。このダイアログボックスを表示する方法は,「9.1 名前データベースウィンドウの基本操作」を参照してください。

[図データ]

上記画面の組織階層の欄には,追加する組織の上位の階層が表示されます。

また,「ホームサーバ」の欄には,ホームサーバにするサーバのドメイン名またはホスト名が表示されます。

組織ID組織名(日本語),及び組織略称は,必ず設定してください。一度設定した組織IDは,変更できません。各項目の入力条件については,「9.5 登録情報の設定項目と入力条件」を参照してください。

入力が終了した後,[了解]ボタンを選択してください。[取消]ボタンを選択すると,ダイアログボックスを閉じます。正常に登録できた場合,ダイアログボックス内の入力したパラメタはすべて消去され,続けて登録できる状態になります。正常に登録できなかった場合,「入力必須パラメタで指定していないものがあります。確認後,再登録して下さい。」というメッセージが表示されます。

既存の情報と重複した場合,すでに情報があることを示すメッセージが表示されます。上書きする場合,[了解]ボタンを選択します。上書きしない場合,[取消]ボタンを選択します。

次に,名前データベース(組織追加)ダイアログボックス下のボタンについて説明します。

<この節の構成>
(1) 名前データベース(組織追加)ダイアログボックスの[メール設定]ボタン
(2) 名前データベース(組織追加)ダイアログボックスの[パスワード設定]ボタン

(1) 名前データベース(組織追加)ダイアログボックスの[メール設定]ボタン

次のメールボックス情報設定ダイアログボックスが表示されます。

[図データ]

MTA名については,[↓]ボタンで表示される一覧から選択します。設定する項目と入力例を,次に示します。入力項目の条件については「9.5 登録情報の設定項目と入力条件」を参照してください。

[了解]ボタンを選択すると,設定した情報を登録して,ダイアログボックスを閉じます。[取消]ボタンを選択すると,設定した情報を登録しないで,ダイアログボックスを閉じます。

[メールボックス容量]ボタンを選択すると,次のメールボックス容量設定ダイアログボックスが表示されます。

[図データ]

メールボックスは,次のメールボックスで構成されています。

受信メールボックス
相手から送信されたメールが蓄積されます。

送信メールボックス
相手に送信するメールのコピーが蓄積されます。

保留メールボックス
後で送信するメールを一時的に保留します。保留メールボックスは,共用メールボックスだけにあります。保留メールは16bit版クライアントの組織メールでのみ使用することができます。

設定する項目とデフォルト値を,表9-1に示します。なお,小数点は指定できません。

表9-1 共用メールボックス容量の設定項目と入力値


項目
受信 送信 保留
入力値 デフォルト値 入力値 デフォルト値 入力値 デフォルト値
容量 0〜999 10 0〜999 10 0〜999 10
警告開始容量 0〜999 8 0〜999 8 0〜999 8
削除後容量 0〜999 8 0〜999 8
蓄積数 0〜9999 100 0〜9999 100 0〜9999 100
警告開始蓄積数 0〜9999 80 0〜9999 80 0〜9999 80
削除後蓄積数 0〜9999 80 0〜9999 80
着信通知インタバル 1〜30 30 1〜30 30 1〜30 30

削除後容量削除後蓄積数には,自動削除デーモンの動作時に,ここで指定した値(削除後容量,削除後蓄積数)までメールボックスに蓄積されたメールを削除するという値を指定します。着信通知インタバルは,メールの受信があったかどうかを知らせる間隔(分単位)です。着信監視がポーリング方式のときクライアントからの指定があった場合にだけ有効です。

(2) 名前データベース(組織追加)ダイアログボックスの[パスワード設定]ボタン

パスワードを初期化します。初期化すると,親展パスワードが共用メールボックスIDと同じになります。共用メールボックスIDの長さが8けた以上の場合は,親展パスワードは先頭8けたで設定されます。[パスワード設定]ボタンを選択すると,「パスワードの初期化を行ってよろしいですか?」というメッセージが表示されます。パスワードを初期化する場合,[はい]ボタンを選択してください。