付録A.4 フォルダ対応付けファイル
フォルダ対応付けファイルとは,サーバマシンからクライアントマシンにデータ影響波及分析用データベースを配布し,クライアントマシンで影響範囲を解析するときに,サーバマシンのCOBOLソースファイルが格納されていたフォルダ名とクライアントマシンのフォルダ名を対応付けるためのファイルです。
フォルダ対応付けファイルの指定でフォルダ名を変換するため,サーバマシンとクライアントマシンのフォルダ構成が異なっていても,配布されたデータベースをそのまま使用できます。
フォルダ対応付けファイルの形式を次に示します。
- 形式
// コメント 変換前フォルダ名1 => 変換後フォルダ名1 // コメント 変換前フォルダ名2 => 変換後フォルダ名2 : :
フォルダ対応付けファイルの規則
フォルダ対応付けファイルの作成規則です。
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フォルダの対応付けは,次に示す規則で記述します。また,「=>」は半角文字で記述します。
変換前フォルダ名△=>△変換後フォルダ名
- (凡例)
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△:半角空白,全角空白,またはタブ文字を示します。
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フォルダ名を比較する場合,英大文字と英小文字は区別されません。
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コメント行および空白行を記述できます。「//」で始まる行の行末までがコメント行です。行の途中からはコメントを記述できません。
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フォルダ名をダブルコーテーションで囲むか,囲まないかは任意です。
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フォルダ対応付けファイルの行数は,100行以内としてください。
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別々の行の変換前フォルダ名に同じフォルダ名は指定できません。
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別々の行の変換後フォルダ名に同じフォルダ名は指定できません。
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変換前フォルダ名のパス名の中と変換後フォルダ名のパス名の中に同じフォルダ名を指定できません。
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データ影響波及分析用データベースに登録されていないフォルダを変換前フォルダ名に指定できません。
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クライアント側から参照できない,または存在しないフォルダ名を変換後フォルダ名に指定できません。
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これらの規則に対しては影響波及解析前の同期チェックの前でチェックし,エラーがあった場合は,エラーレコードを無視するのではなく,エラーメッセージが出力され,処理が中断されます。
フォルダ対応付けファイルの注意
フォルダ対応付けファイルを作成するときの注意です。
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プログラム情報フィルタリングファイルに,ソースファイル名を完全パスで指定する場合は,クライアント側のフォルダ名を使用してください。このとき,ワイルドカード(*または?)も使用できます。
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データ影響波及分析の[調査対象選択]画面でファイル名を完全パスで指定する場合は,クライアント側のフォルダ名を使用してください。ただし,フォルダ名の途中にワイルドカード(*または?)は使用できません。クライアント側のフォルダ名の代わりにサーバ側のフォルダ名を指定した場合は,フォルダ名の途中にワイルドカード(*または?)を使用できます。
関連項目