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COBOL2002 Professional Tool Kit データ影響波及分析ガイド


付録B データ影響波及分析で使用できる正規表現

データ影響波及分析で使用できる正規表現の説明です。

検索で使用できる正規表現の構文規則を次に示します。

パターン

検索する対象

¥d

半角数字の0から9の1文字。

¥s

空白文字。空白文字を次に示します。

  • 半角スペース

  • タブ

¥

正規表現の要素で使われる文字を通常の文字としてエスケープする場合に使います。

「¥*」や「¥.」は,「*(アスタリスク)」や「.(ピリオド)」を検索します。

.

任意の1文字。

*

直前の文字の0回以上の繰り返しと一致。

「?」を付けると最短で一致。

+

直前の文字の1回以上の繰り返しと最長で一致。

「?」を付けると最短で一致。

?

直前の文字の0回または1回の繰り返しと最長で一致。

「?」を付けると最短で一致。

正規表現の使用例

「DATA」で始まり,半角数字が0回以上繰り返す文字列を検索する場合

検索パターン:DATA¥d*

検索対象文字列:MOVE DATA10 TO DATA20 DATA21

一致する文字列:DATA10,DATA20,DATA21

「MOVE」で始まり「DATA」で終わる最長の文字列を検索する場合

検索パターン:MOVE.*DATA

検索対象文字列:MOVE DATA10 TO DATA20

一致する文字列:MOVE DATA10 TO DATA

「MOVE」で始まり「DATA」で終わる最短の文字列を検索する場合

検索パターン:MOVE.*?DATA

検索対象文字列:MOVE DATA10 TO DATA20

一致する文字列:MOVE DATA