5.3.2 容量不足に伴う組み込みデータベースの再セットアップ
組み込みデータベースの容量を増やす手順です。これまで使用していたCOBOLソース解析およびデータ影響波及分析の環境は引き継げます。
組み込みデータベースの再編成を実行しても容量が不足している場合は,いったん組み込みデータベースをアンセットアップし,その後,セットアップを再実行してください。
(1) 組み込みデータベースの容量不足の検知方法
組み込みデータベースのディスク容量が少なくなった場合,Windowsのイベントビューアに次に示す組み込みデータベースのメッセージが出力されます。
KFPH00211-I,KFPH00212-I,KFPH22037-W,KFPH22038-W
通常よりも操作が遅い場合,これらのメッセージが出力されているかどうか確認し,出力されている場合は,組み込みデータベースの再編成を実行してください。組み込みデータベースの再編成を実行しても改善されない場合は,組み込みデータベースを再セットアップしてください。
(2) 組み込みデータベースの再セットアップ
容量不足によって,組み込みデータベースを再セットアップする手順です。同じWindowsマシンで再セットアップするときは,ドライブと組み込みデータベースのフォルダパスの構成は同じになるようにしてください。
作業の手順
-
現在使用している組み込みデータベースのバックアップを取得します。
-
組み込みデータベースをアンセットアップします。
-
ハードディスクを増設し,組み込みデータベースを作成するディスクの容量を増やします。次に,増設したハードディスクに,前回組み込みデータベースとして使用していたドライブと同じドライブ名を定義します。
-
組み込みデータベースをセットアップします。
このとき,組み込みデータベースのフォルダパスは,バックアップを取得したときの組み込みデータベースのフォルダパスに合わせてください。
-
手順1.で作成したバックアップファイルを指定して,リストアを実行します。
関連項目