5.3.1 組み込みデータベースの回復手順
組み込みデータベースを回復する手順です。
作業の手順
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組み込みデータベースの状態を確認します。
状態を確認するコマンド(ealsコマンド)で,組み込みデータベースの稼働状況を確認します。稼働状況がONLINE以外の状態が続く場合は,組み込みデータベースが正しく稼働していません。
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対策を判定します。
稼働状況と対処を次に示します。稼働状況がONLINE以外の場合は,次のように対処します。
稼働状況
対処
ONLINE
組み込みデータベースは稼働しています。対処は不要です。
STOP
サービス停止状態です。Windowsを再起動してください。
Windowsを再起動しても稼働状況がONLINEに切り替わらない場合は,組み込みデータベースのセットアップに失敗,または組み込みデータベースが壊れていることが考えられます。組み込みデータベースのアンセットアップ後に再セットアップを実行してください。
STARTING
開始処理中です。しばらく待っても状態が変わらない場合は,DBユティリティをいったん終了し,Windowsを再起動してください。
STOPPING
サービス停止処理中です。DBユティリティをいったん終了し,Windowsを再起動してください。
UNSETUP
組み込みデータベースがセットアップされていません。セットアップを実行してください。
Windowsを再起動してもエラーが解決しない場合は,COBOL2002 Developer Professionalを再インストールしてください。
なお,組み込みデータベースの容量不足が原因である場合は,組み込みデータベースをアンセットアップしたあとで,組み込みデータベースを作成するドライブの容量を増やしてください。手順については,「5.3.2 容量不足に伴う組み込みデータベースの再セットアップ」を参照してください。
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組み込みデータベースのバックアップとアンセットアップを実行します。
現在の開発環境のバックアップを取得するため,組み込みデータベースのバックアップ(eabackupコマンド)を実行します。次に,DBユティリティから組み込みデータベースのアンセットアップ(eaunsetupコマンド)を実行します。
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組み込みデータベースの再セットアップとリストアを実行します。
組み込みデータベースのセットアップ(easetupコマンド)を実行します。その後,組み込みデータベースのリストア(earstrコマンド)を実行します。
上記の手順で問題が解決しない場合は,手順3.の実行後に,COBOL2002 Professional Tool Kitをアンインストールし,インストールからやり直してください。
- 注意事項
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アンインストールすると,組み込みデータベースのフォルダ一式がWindowsマシンに残ったままになります。エクスプローラで削除してください。
COBOLソース解析用データベースおよびデータ影響波及分析用データベースの最大値はそれぞれ64GBと128GBです。
COBOLソース解析またはデータ影響波及分析の実行中に最大値を超えると,データベースのエラーになります。
データ影響波及分析でエラーとなった場合は,現在使用中のデータ領域と異なるデータ領域に格納することで,エラーを回避できます。
データ影響波及分析で空いているデータ領域がない場合やCOBOLソース解析の場合は,earorgコマンドで組み込みデータベースを再編成するか,不要なプロジェクトやプロジェクト内のデータを削除して組み込みデータベースの容量を低減してください。
関連項目