4.6 組み込みデータベースのバックアップを取得する
組み込みデータベースのトラブルに備え,バックアップを取得することをお勧めします。バックアップを取得した時点に組み込みデータベースを復元するときは,リストアを実行します。
バックアップ対象は,次に示す情報です。
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COBOLプログラムの解析情報,COBOLソース解析の解析/生成オプションなど,COBOLソース解析の設定内容
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データ影響波及分析が出力したプロジェクトの解析情報
次に示す情報は,バックアップの対象外です。エクスプローラでバックアップを取得してください。
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COBOLソース解析で生成したソース解析情報(HTMLファイル形式,CSVファイル形式),COBOLソースファイル
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データ影響波及分析の調査状態保存ファイル,CSVファイル,タグファイル,COBOLソースファイル
COBOL2002 Developer Professionalのバージョンおよびリビジョンが異なる場合は,取得したバックアップはリストアに使用できません。
バックアップを取得するときは,取得する対象として次のデータベースを選択できます。
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COBOLソース解析用データベース
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データ影響波及分析用データベース
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組み込みデータベース(上記の両方)
リストアするときは,バックアップファイルが上記のどの範囲で取得されたかを確認してください。バックアップを取得した範囲は,バックアップのコマンド(eabackupコマンド)のログファイル(データベース退避情報ファイル)の内容で確認できます。
作業の手順
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組み込みデータベースのバックアップを取得するときは,DBユティリティでeabackupコマンドを実行します。
このとき,-bオプションでバックアップファイルのフォルダパス名を指定します。
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組み込みデータベースをバックアップ取得時点の環境にリストアするときは,DBユティリティでearstrコマンドを実行します。
このとき,-bオプションでバックアップファイルのフォルダパス名を指定します。
リストア先の組み込みデータベースは,バックアップを取得したときと同じドライブの,同じフォルダパス名で作成してあることが前提です。
- ポイント
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復元できるのは,バックアップを取得した時点の環境です。トラブルが起こった時点への復旧はできません。
関連項目