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SEWB+/標準サブルーチン ライブラリリファレンス


1.5.2 年号および祝祭日の設定情報のカスタマイズの概要

標準サブルーチンが取得する設定情報をカスタマイズ情報設定ファイルで変更することで,年号および祝祭日の設定を変更できます。

カスタマイズ情報設定ファイルによる標準サブルーチンが取得する設定情報(年号情報および祝祭日区分情報)のカスタマイズの例を次に示します。

なお,年号および祝祭日の設定情報のカスタマイズの流れの詳細については,「3.2.1 年号および祝祭日の設定情報のカスタマイズの流れ」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) 新年号設定情報のカスタマイズの例

新年号設定情報を追加することで,これまでの「平成」までのデータ処理に加えて,「平成」以降の新年号のデータ処理も可能になります。

新年号設定情報のカスタマイズの例として和暦日付を西暦日付に変換するサブルーチンを使用した処理の流れを次に示します。

図1‒3 新年号設定情報のカスタマイズの例

[図データ]

カスタマイズ情報設定ファイルの設定情報(新年号情報)をサブルーチンが取り込むことで,和暦で設定された入力データ(和元YY年MM月DD日)が,西暦のデータ(20XX年MM月DD日)に変換されます。

注※

ここでは,新年号を「和元」と仮定し,その年号コード(数字)を'5'として説明しています。

(2) 祝祭日区分情報のカスタマイズの例

祝祭日区分情報の追加および変更をすることで,今まで祝祭日でなかった日を祝祭日に変更できます。また,祝祭日区分情報の変更および削除をすることで,祝祭日から祝祭日以外への変更もできます。

祝祭日区分設定情報のカスタマイズの例として西暦日付を平日,土曜,日曜および祝祭日に分類するサブルーチンを使用した処理の流れを次に示します。

図1‒4 祝祭日区分設定情報のカスタマイズの例

[図データ]

カスタマイズ情報設定ファイルの設定情報(祝祭日区分情報(20X5年MM月DD日を祝祭日として追加))をサブルーチンが取り込むことで,これまで平日に分類されていた入力データ(20X5年MM月DD日)が,祝祭日に分類されます。