3.2.1 年号および祝祭日の設定情報のカスタマイズの流れ
年号および祝祭日の設定情報のカスタマイズの流れを次に示します。
- 注※
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プラットフォームが異なる場合でも,開発環境で作成したカスタマイズ情報設定ファイルを,アスキーモード転送で実行環境へ反映できます。
- 〈この項の構成〉
(1) カスタマイズの準備
情報設定ファイル(adsubinf.txt)をコピーし,カスタマイズ情報設定ファイル(adsubinf_custom.txt)を作成します。
カスタマイズの準備の詳細は,「3.2.2 カスタマイズの準備」を参照してください。
(2) 変更する情報の確認
年号および祝祭日区分で,追加,および削除が必要な情報を確認します。
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年号情報を追加設定する場合
使用している文字コードで,新年号の16進表記を確認します。
16進表記は,16進表示可能なコマンド(Windowsの場合はcertutilコマンドなど,UNIXの場合はodコマンドなど)で確認してください。
(例)Windowsの場合
certutil -encodehex 入力ファイル名 出力ファイル名
(例)UNIXの場合
od -x 入力ファイル名
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祝祭日区分情報を変更する場合
現行の祝日の設定と,カレンダーなどの実際の祝日を比較します。
現行の祝日の設定の確認は,カスタマイズ情報設定ファイルチェックツールを使用します。カスタマイズ情報設定ファイルチェックツールを使用方法については,「3.2.4(2) チェックツールの使用方法」を参照してください。
(3) カスタマイズ情報設定ファイルによる設定情報の変更
カスタマイズ情報設定ファイルに変更する情報を記載します。
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年号情報を追加設定する場合
新年号の16進表記の確認結果を基に,カスタマイズ情報設定ファイルに年号の情報を追加します。
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祝祭日区分情報を変更する場合
祝日の比較結果を基に,カスタマイズ情報設定ファイルの祝祭日区分情報を変更します。
カスタマイズ情報設定ファイルによる設定情報の変更の詳細は,「3.2.3 カスタマイズ情報設定ファイルによる設定情報の変更」を参照してください。
(4) カスタマイズ情報設定ファイルのチェック
カスタマイズ情報設定ファイルチェックツールを実行し,修正に問題がないことを確認します。
カスタマイズ情報設定ファイルのチェックの詳細は,「3.2.4 カスタマイズ情報設定ファイルのチェック」を参照してください。
(5) 開発環境への反映および確認
開発環境の情報設定ファイルに,カスタマイズ情報設定ファイルの内容を反映し,動作確認をします。
(6) 実行環境への反映
実行環境の情報設定ファイルに,カスタマイズ情報設定ファイルの内容を反映します。