Groupmax クライアント Version 6 運用・構築ガイド

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3.4.2 メール機能で障害が発生した場合の情報採取

メール機能使用中に障害が発生した場合の,情報採取について説明します。

メール機能に関係する障害情報には次の三つがあります。障害の発生に合わせて,情報を採取してください。

<この項の構成>
(1) メール機能のエラーログ情報の採取方法
(2) 電子アドレス帳,ローカル宛先台帳,ローカル宛先ファイル変換ユティリティ機能のエラーログ情報の採取方法
(3) 外部宛先台帳で障害が発生した場合の情報採取

(1) メール機能のエラーログ情報の採取方法

メール機能で障害が発生した場合には,一度Integrated Desktopを終了させた後で,エラーログ情報を採取してください。

ただし,ここで採取する情報は,Integrated Desktopを起動すると上書きされるものがあるため,情報の採取が完了するまでIntegrated Desktopは起動しないでください。また,これらの情報は,できるだけ障害が発生した後で時間を置かずに採取してください。

メッセージエディタを使ってメールや回覧や掲示板を利用しているときに発生した,エラーログ情報を採取する方法を説明します。

操作
Integrated Desktopのインストールディレクトリの下のAddress\Program\Gmtrput.exeを起動します。

取得情報

(2) 電子アドレス帳,ローカル宛先台帳,ローカル宛先ファイル変換ユティリティ機能のエラーログ情報の採取方法

電子アドレス帳,ローカル宛先台帳,又はローカル宛先ファイル変換ユティリティを利用しているときに発生した,エラーログ情報を採取する方法を説明します。

障害が発生した場合には,一度Integrated Desktopを終了させた後で,以下の情報を採取してください。

ただし,ここで採取する情報は,Groupmaxのクライアントアプリケーションを起動すると上書きされるものがあるため,情報の採取が完了するまでGroupmaxクライアントアプリケーションは起動しないでください。また,これらの情報はできるだけ障害が発生した後で時間を置かずに採取してください。

操作
Integrated Desktopのインストールディレクトリの下のAddress\Program\Gmtrput.exeを起動します。

採取情報

(3) 外部宛先台帳で障害が発生した場合の情報採取

外部宛先台帳を利用しているときに障害が発生した場合,Directory Clientのインストールディレクトリの下のLogディレクトリの下のgadirxx.trcファイル(xxは2桁の数字)にログ情報が出力されます。

エラーログ情報を取得するときに,レジストリキーを変更する必要があります。

Groupmaxのクライアントを終了させてから,レジストリキーの値を変更し,障害を再現させて,gadirxx.trcファイルを採取してください。レジストリはregeditコマンドなどを使用して変更してください。

注意
レジストリを変更した場合には,エラーログ情報を取得する操作が終了したら,システムの負荷が大きくなるのをためにレジストリキーの値を元に戻してください。

なお,レジストリキーの設定方法については,「3.5 レジストリキーの設定方法」を参照してください。

次に,エラーログ情報の採取操作,採取する情報,及び変更するレジストリの位置と値を示します。

操作
レジストリキーの変更後,障害操作を再現します。

採取情報
  • Directory Clientインストールディレクトリの下の\Log\gadirxx.trcファイル(xxは2桁の数字)

レジストリの位置と値
[図データ]
RasLevel(ログ情報の出力レベル)(デフォルト値:1)
このキーの値を「2」(文字列)に変更してください。トレース情報を取得する操作が終了したら,必ずRasLevelの値をデフォルトの「1」に戻してください。
RasMaxFileNum(ログ情報ファイルの最大数)(デフォルト値:10)
ログ情報ファイルの最大作成数を設定できます。1〜100の範囲で指定できます。障害の発生頻度が低い場合には,大きな値を設定してください。ただし,大きな値を設定すると,ディスクの使用量が多くなるのでご注意ください。

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