Groupmax クライアント Version 6 運用・構築ガイド
Groupmaxのクライアントを終了させてから,regeditコマンドなどを使用して各レジストリキーの値を変更し,障害を再現させて,Integrated Desktopのインストールディレクトリ下の該当するファイルを採取してください。
- 注意
- レジストリを変更した場合は,各障害情報を取得する操作が終了したら,システムの負荷が大きくなるのを防ぐために変更したレジストリキーの値に「0」又はデフォルト値を設定してください。
なお,レジストリキーの設定方法については,「3.5 レジストリキーの設定方法」を参照してください。
次に,各障害情報の取得方法について説明します。
- <この項の構成>
- (1) Integrated Desktopのスナップショット情報及びトレース情報の採取
- (2) Integrated Desktopの各作業環境からメール,スケジュール管理,ワークフロー案件処理及び共用キャビネットの制御環境で発生した障害のプロファイル情報
(1) Integrated Desktopのスナップショット情報及びトレース情報の採取
Integrated Desktopのエラーログ情報は,Integrated Desktopのインストールディレクトリの下のDesktop\Log,及びcommon\Logの下のerror.logファイルに出力されます。ただし,障害の内容によっては,エラーログが出力されない場合もあります。
(a) スナップショット情報
スナップショット情報の採取操作,採取する情報,及び変更するレジストリの位置と値を示します。
スナップショット情報を採取する操作が終了したら,レジストリキー「Debug」−「Level」の値に「0」を設定してください。
- 操作
- レジストリキーの追加・変更後,障害操作を再現します。
- 採取情報
- Integrated Desktopのインストールディレクトリ下の\Desktop\Log\の下の全ファイル
- Integrated Desktopのインストールディレクトリ下の\common\Log\の下の全ファイル
- レジストリの位置と値
- ただし,統合セットアップで障害が発生した場合は,次に示すレジストリの位置になります。
- Logレジストリ下に,「Debug」キーを作成します。
- LEVEL(スナップショット採取フラグ)(デフォルト値:0)※
- このレジストリキーに「4」(文字列)を指定します。
- 注※ 出荷時設定では,レジストリキー「Debug」,「LEVEL」は作成されていません。スナップショット情報を採取する場合,Debug以下のレジストリを作成してください。LEVELにデフォルト値「0」を設定している場合には,このレジストリが存在しない場合と同様に動作します。
(b) トレース情報
トレース情報の採取操作,採取する情報,及び変更するレジストリの位置と値を示します。
トレース情報を採取する操作が終了したら,レジストリキー「Trace」−「MODE」の値にデフォルトの「None」を設定してください。
- 操作
- レジストリキーの変更後,障害操作を再現します。
- 採取情報
- Integrated Desktopのインストールディレクトリ下の\Desktop\Log\の下の全ファイル
- Integrated Desktopのインストールディレクトリ下の\common\Log\の下の全ファイル
- レジストリの位置と値
- ただし,統合セットアップで障害が発生した場合は,次に示すレジストリの位置になります。
- MODE(トレース対象指定)(デフォルト値:None)
- トレースを採取する場合には,このレジストリキーに「FuncName」(文字列)を指定してください。
(2) Integrated Desktopの各作業環境からメール,スケジュール管理,ワークフロー案件処理及び共用キャビネットの制御環境で発生した障害のプロファイル情報
Integrated Desktopの三つの作業環境(機能指向環境,業務指向環境又は仮想オフィス環境)から,メール,ワークフロー案件処理,エージェント,共用キャビネット,スケジュール管理などを使用している場合の制御関係に関する情報を採取できます。
プロファイル情報の採取操作,採取する情報,及び変更するレジストリの位置と値を示します。
プロファイル情報を採取する操作が終了したら,レジストリキー「Profile」−「LEVEL」の値に「0」を設定してください。
- 操作
- レジストリキーの変更後,障害操作を再現します。
- 採取情報
- Integrated Desktopのインストールディレクトリ下の\Desktop\Log\の下の全ファイル
- Integrated Desktopのインストールディレクトリ下の\common\Log\の下の全ファイル
- レジストリの位置と値
- LEVEL(プロファイル採取レベル)(デフォルト値:0)
- このレジストリキーに,「4」(文字列)を指定してください。
All Rights Reserved, Copyright (C) 2001, Hitachi, Ltd.