Groupmax クライアント Version 6 運用・構築ガイド

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2.6.3 トラブル対処方法

<この項の構成>
(1) [プロパティ]ダイアログボックスが前面に表示されないとき
(2) リストボックスへフォーカスを移動しても表示されないとき
(3) メッセージエディタでツールバーの中のボタンが表示されないとき
(4) 「Mail(回覧)の一覧取得に失敗しました」というメッセージが表示されたとき
(5) 「送信処理に失敗しました。許可されたサイズを超えています」というメッセージが表示されたとき
(6) メールが到着しても着信通知されないとき

(1) [プロパティ]ダイアログボックスが前面に表示されないとき

[プロパティ]ダイアログボックスは,Integrated Desktopのウィンドウの後ろに表示されることがあります。このような場合,フォーカスを移動して[プロパティ]ダイアログボックスを前面に表示し直してください。

(2) リストボックスへフォーカスを移動しても表示されないとき

リストボックスへフォーカスを移動しても,リストボックスに明示的にフォーカスが表示されないことがあります。この場合,リストボックス上でマウス操作などをしてフォーカスを移動すると,フォーカスが表示されるようになります。

(3) メッセージエディタでツールバーの中のボタンが表示されないとき

現象
メッセージエディタで,文字付きのツールボタンを使用している場合,パーソナルコンピュータによっては,ツールバーの中のボタンが表示されなくなることがあります。

要因と対処方法
次の操作を実行してください。
  1. ツールバーをダブルクリック又はドラッグして,メッセージエディタから浮かせる
  2. ツールバーが横一列になるように,枠線をドラッグする
  3. ツールバーをドラッグして,メッセージエディタに貼り付ける

(4) 「Mail(回覧)の一覧取得に失敗しました」というメッセージが表示されたとき

現象
回覧機能なしの設定がされているサーバと接続したときなど,回覧機能が使用できない場合,INBOXや送信ログのすべてのシステムタブを選択して一覧表示すると,次のメッセージが表示されます。
Mail(回覧)の一覧の取得に失敗しました

要因と対処方法
このメッセージを表示されないようにするには,[表示]−[表示条件]を選択して,[表示条件の設定]ダイアログボックスで次の条件を設定してください。
接続:「かつ」,項目:「種別」,値:「Mail(回覧)」,判定:「以外」

(5) 「送信処理に失敗しました。許可されたサイズを超えています」というメッセージが表示されたとき

Groupmaxではサーバでメールの送信容量を規制できます。送信したメールの本文,宛先及び添付ファイルの容量が送信容量の規制値を超えると次のようなメッセージが表示されます。

送信処理に失敗しました。許可されたサイズを超えています

この場合,送信するメールの本文,宛先及び添付ファイルの容量を減らしてから送信し直してください。送信容量の規制値はシステム管理者に確認してください。

(6) メールが到着しても着信通知されないとき

現象
メールが届いているのに「Mail(個人)着信監視」アイコンの絵柄が変更されないなど,着信監視のエージェントが動作しないことがあります。

要因と対処方法
次に示す二つの要因が考えられます。
  1. [Groupmax設定のプロパティ]ダイアログボックスの設定に問題がある
  2. メールが届いて,着信通知される前にINBOXで[最新の情報に更新]を実行した
以下に対処方法を示します。

1の対処方法
[Groupmax設定のプロパティ]ダイアログボックスの[Mail]タブで次のことをチェックしてください。
  • 「着信通知を行う」がチェックされているか
    「着信通知を行う」がチェックされていない場合,「着信通知を行う」をチェックしてください。
  • 着信通知方式に「イベント通知」又は「ポーリング」のどちらを指定しているか
    着信通知方式が「イベント通知」の場合,メールの監視間隔は10分です。メールが届いてもすぐにエージェントは動きません。10分ごとに動作します。
    着信通知方式が「ポーリング」の場合,メールの監視間隔は,Mailクライアントで設定したポーリング間隔です。これはIntegrated Desktop主画面の[ツール]−[Groupmaxの設定]−[Mailの設定]の[オプション]ダイアログボックスの[着信監視]タブを開くと確認できます。指定した監視間隔で動作するので,メールが届いてもすぐにエージェントは動きません。デフォルトは30分です。

2の対処方法
INBOXを使用しているとき,エージェントで監視するのは,[最新の情報に更新]を実行した後に届いたメールが対象になります。INBOXで[最新の情報に更新]を実行すると,メールが届いていても新着の状態でなくなってしまい,エージェントは動きません。
エージェントが動作しているかを確認するときは,エージェントが動作するまでの間にINBOXで[最新の情報に更新]を実行しないでください。

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