Groupmax クライアント Version 6 運用・構築ガイド
- <この項の構成>
- (1) 初期化ファイルが壊れてエージェントマネージャが起動できないとき
- (2) [エージェント定義]ウィンドウでエージェントの作成時にエラーが検出されたとき
- (3) メールが到着しても着信通知されないとき
(1) 初期化ファイルが壊れてエージェントマネージャが起動できないとき
- 現象
- エージェントマネージャを起動しようとすると,「エージェントシステムの初期化ファイルが壊れています」というエラーメッセージが表示され,エージェントマネージャが起動できないことがあります。
- 要因と対処方法
- この現象は,何らかの原因で,エージェントシステムの初期化ファイルが壊れた場合に,エージェントマネージャを起動しようとすると発生します。
- 次に,この現象が発生したときの対処方法について説明します。
- ただし,この操作を実行すると,個人エージェントがGroupmaxをインストールしたときの状態に戻ります。
- [Groupmax統合セットアップ]を起動し,[Groupmax設定のプロパティ]ダイアログボックスを表示する
- [Groupmax設定のプロパティ]ダイアログボックスで[Desktop環境]タブを選択する
- [ユーザ]ボタンをクリックし,[ユーザ情報]ダイアログボックスを表示する
- [ユーザ情報]ダイアログボックスで[ユーザ一覧]リストから,この現象が発生したユーザを選択し,[個人フォルダの変更]ボタンをクリックする
- [個人フォルダの変更]ダイアログボックスで,個人フォルダのパスを確認する
- 5.で確認したパスの下のAgentディレクトリにある次のファイルを削除する
・AgtLfSrv.dat
・AgtPtMem.dat
(2) [エージェント定義]ウィンドウでエージェントの作成時にエラーが検出されたとき
- 現象
- [エージェント定義]ウィンドウでエージェント作成時,定義内容が誤っていたり,動作環境が整っていないなどの理由でエラーが発生した場合,エラーダイアログボックスが表示されます。表示されたエラーダイアログボックスで[確認]ボタンをクリックして,[エージェント定義]ウィンドウも閉じた場合,エラーが発生したため,停止状態のエージェントが作成されます。
- 要因と対処方法
- この場合,該当するエージェントを削除し,正しい設定でエージェントを作成し直すか,動作環境を整えた後,エージェントを活動状態にしてください。
(3) メールが到着しても着信通知されないとき
- 現象
- メールが届いているのに「Mail(個人)着信監視」アイコンの絵柄が変更されないなど,着信監視のエージェントが動作しないことがあります。
- 要因と対処方法
- 次に示す二つの要因が考えられます。
- [Groupmax設定のプロパティ]ダイアログボックスの設定に問題がある
- メールが届いて,着信通知される前にINBOXで[最新の情報に更新]を実行した
- 以下に対処方法を示します。
- 1の対処方法
- [Groupmax設定のプロパティ]ダイアログボックスの[Mail]タブで次のことをチェックしてください。
- 「着信通知を行う」がチェックされているか
「着信通知を行う」がチェックされていない場合,「着信通知を行う」をチェックしてください。
- 着信通知方式として「イベント通知」又は「ポーリング」のどちらを指定しているか
着信通知方式が「イベント通知」の場合,メールの監視間隔は10分です。メールが届いてもすぐにエージェントは動きません。10分ごとに動作します。
着信通知方式が「ポーリング」の場合,メールの監視間隔は,Mailクライアントで設定したポーリング間隔です。これはIntegrated Desktop主画面の[ツール]−[Groupmaxの設定]−[Mailの設定]を選択して,[オプション]ダイアログボックスの[着信監視]タブを開くと確認できます。指定した監視間隔で動作するので,メールが届いてもすぐにエージェントは動きません。デフォルトは30分です。
- 2の対処方法
- INBOXを使用しているとき,エージェントで監視するのは,[最新の情報に更新]を実行した後に届いたメールが対象になります。INBOXで[最新の情報に更新]を実行すると,メールが届いていても新着の状態でなくなってしまい,エージェントは動きません。
- エージェントが動作しているかを確認するときは,エージェントが動作するまでの間にINBOXで[最新の情報に更新]を実行しないでください。
All Rights Reserved, Copyright (C) 2001, Hitachi, Ltd.