Groupmax クライアント Version 6 運用・構築ガイド
インストールした環境をセットアップし,ユーザに配布するテンプレートとなる情報のセットアップ部分を作成します。
ここでは,セットアップの概要と,セットアップ時の注意事項を説明します。
- <この項の構成>
- (1) セットアップの概要
- (2) セットアップに関する注意事項
Integrated Desktopのメール機能,掲示板機能,共用キャビネット(文書管理)機能,ワークフロー案件処理機能,及びエージェント機能と,Scheduler(スケジュール管理),Facilities Manager(施設予約)をインストールした場合は,一括してセットアップ(統合セットアップ)ができます。
スケジュールクライアントセットだけをインストールして,Scheduler,又はFacilities Managerを単独で使用する場合は,それぞれセットアップが必要です。
セットアップの詳細,セットアップの手順,注意事項については,次に示すマニュアル又はオンラインヘルプを参照してください。
- Integrated Desktopの統合セットアップ
マニュアル「Groupmax Integrated Desktop Version 6ユーザーズガイド 」及び統合セットアップのオンラインヘルプのGroupmaxの統合セットアップについて説明している箇所
- Scheduler単独のセットアップ
マニュアル「Groupmax Scheduler Version 6ユーザーズガイド 」
- Facilities Manager単独のセットアップ
マニュアル「Groupmax Facilities Manager Version 6ユーザーズガイド 」
環境をセットアップする場合は,1.2.2(1)で示した各マニュアル及びオンラインヘルプを参照してください。ここでは,現在各マニュアルに記述されていない注意事項を説明します。
統合セットアップの権限について
Windows NTまたはWindows 2000を使用している場合で,Scheduler又はFacilities Managerをインストールした場合,一般ユーザでの統合セットアップはできません。統合セットアップはAdministrator権限のユーザIDでWindows NTまたはWindows 2000にログオンしてから実行してください。
統合セットアップでGroupmax設定プロパティの項目を設定する場合
統合セットアップでGroupmax設定プロパティの項目を設定する場合,運用環境に応じて,設定してください。
- 運用するクライアント製品にかかわらず,必ずGroupmax Address Serverに対する設定をしてください。Groupmax Address Serverに対する設定は,[サーバ]タブで指定します。
- 運用するすべてのクライアント製品のポート番号を設定してください。ポート番号は,[サーバ]タブで設定します。
- Integrated Desktopの一覧画面で日本語名を表示させたい場合は,[表示]タブのユーザ名称で「フルネーム」表示を選択してください。
- Groupmaxのログインでニックネームを使用してログインする運用にしたい場合は,[ログイン]タブで,「ログイン名称の種別」の項目にニックネームを選択してください。
- エンドユーザの運用として,常時Groupmaxを使用し,またパーソナルコンピュータのリソースにある程度余裕がある場合は,[起動]タブの「起動モジュール」をスタートアップに登録することで,Integrated Desktopの起動性能を向上させることができます。ただし,この登録をすると,Groupmaxにログインしていなくても,パーソナルコンピュータのリソースを消費します。運用するユーザの環境に応じて,登録してください。また,Windows NTまたはWidows 2000の場合,Administrator権限でログオンして作業してください。
- [Desktop環境]タブで「個人フォルダ用のデフォルトパス」をネットワーク上のフォルダに設定しないでください。設定すると,Groupmaxクライアントの動作が不安定になる場合があります。
統合セットアップでユーザを削除する場合,文書管理(共用キャビネット)機能で,削除するユーザの作業中文書がないことを確認してください。
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