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TP1/COBOL adapter for Cosminexus ユーザーズガイド


13.2.2 encodeオプション

〈この項の構成〉

(1) 機能

TP1/COBOLアクセスの,文字列データ変換時のエンコードを変更します。

(2) 指定形式

encodeは小文字,エンコード名は任意のエンコードで指定します。

(a) Windows版

set CBLJ2TP1OPT=encode(エンコード名)

(b) HP-UX/Solaris/AIX版

encodeオプションは引用符(")で囲んで指定します。

CBLJ2TP1OPT=”encode(エンコード名)”
export CBLJ2TP1OPT

(3) 指定例

(a) Windows版

set CBLJ2TP1OPT=encode(MS932)

(b) HP-UX/Solaris/AIX版

CBLJ2TP1OPT = "encode(MS932)"
export CBLJ2TP1OPT

(4) encodeオプション指定無しの時

文字列変換のエンコードはシステムに依存します。

(a) Windows版

デフォルトエンコードは「MS932」となります。

(b) HP-UX版

環境変数LANGが"ja_JP.SJIS"のときは,デフォルトエンコード「SJIS」となります。

(c) Solaris版

環境変数LANGが"ja"のときは,デフォルトエンコード「EUC_JP」となります。

(d) AIX版

環境変数LANGが"Ja_JP"のとき(SJIS)は,デフォルトエンコード「Cp943C」となります。

(5) encodeオプション指定の時

指定されたエンコードで文字列変換のエンコードを行います。ただし,指定された文字列の値のチェックはしませんので指定時には大文字,小文字にご注意ください。また,サポートされていないエンコードを指定した場合の動作は保証しません。対象としているエンコードは「MS932」,「SJIS」,「EUC_JP」,「Cp943C」です。

(6) エンコード対象となる項目

  1. COBOL SPPに渡す引数で次に示す項目が対象となります。

    英字項目

    英数字項目

    英数字編集項目

    日本語項目

    日本語編集項目

  2. cltinメソッドの引数defpath

  3. setConnectInfメソッドの引数inf

  4. receiveメソッドの引数buff

  5. receive2メソッドの引数buff

  6. sendメソッドの引数buff

  7. acceptNotificationメソッドの引数defpath,およびinf

  8. cancelNotificationメソッドの引数defpath,およびinf