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TP1/COBOL adapter for Cosminexus ユーザーズガイド


5.3.10 unicodeオプション(Windows/HP-UX/AIX /Linux(x86/x64)版だけ)

〈この項の構成〉

(1) 機能

TP1/COBOLアクセスの,文字列データ変換時のエンコードをUTF-8およびUTF-16で行うことを指定します。

(2) 指定方法

(a) Windows版

SET CBLJ2TP1OPT=unicode( no | big | little )

unicodeオプション未指定時は,noとして扱います。

(b) HP-UX/AIX版

unicodeオプションは引用符(")で囲んで指定します。

CBLJ2TP1OPT="unicode( no | big | little )"
export CBLJ2TP1OPT

unicodeオプション未指定時は,noとして扱います。

(c) Linux(x86/x64)版02-10以降

[usrconf.cfg指定形式]

add.jvm.arg=-Dtp1cobol.option=unicode( no | big | little )

unicode オプション未指定時は,little として扱います。

(3) 指定値の動作

unicode(no):文字列データをencodeオプション指定にしたがってエンコードする。

unicode(big/little):文字列データをUTF-8またはUTF-16でエンコードする。

英数字項目はUTF-8でエンコードします。

日本語項目は,big指定時はUTF-16BEで,little指定時はUTF-16LEでエンコードします。

(4) 注意事項

(5) エンコード対象となる項目

  1. COBOL SPP/MHPに渡す引数で次に示す項目が対象となります。

    • 英字項目

    • 英数字項目

    • 英数字編集項目

    • 日本語項目

    • 日本語編集項目

  2. 以下は英数字項目で受け渡すことから,UTF-8でエンコードします。

    • receiveメソッドの引数buff

    • receive2メソッドの引数buff

    • sendメソッドの引数buff

(6) 設定するデータの長さが項目長よりも短い場合に補う文字

英数字項目:UTF-8の半角空白(0x20)を補います。

日本語項目:japaneseオプションの指定により,補う文字が異なります。big指定時は以下の文字を補います。

japanese(1):UTF-16の半角空白(0x0020)を補います。

japanese(2):UTF-16の全角空白(0x3000)を補います。