Hitachi

TP1/COBOL adapter for Cosminexus ユーザーズガイド


5.3.8 endianオプション

〈この項の構成〉

(1) 機能

コンピュータで扱うバイナリデータ(2進項目および内部浮動小数点項目)の形式がWindows/HP-UX/AIX/Linuxで異なります。Windows/Linuxではリトルエンディアン形式で,HP-UX/AIXではビッグエンディアン形式となります。CosminexusとOpenTP1間で異なるOSでバイナリ形式のデータを流通させたい場合に,このオプションを使って,流通させたいエンディアン形式に変換することができます。

詳細については,「9.3 Windows/UNIXの数字データ格納形式の相違」をご覧ください。

(2) 指定方法

(a) Windows版

SET CBLJ2TP1OPT=endian( little | big )

endianオプション未指定時は,littleとして扱います。

(b) HP-UX/AIX版

endianオプションは引用符(")で囲んで指定します。

CBLJ2TP1OPT="endian( little | big )"
export CBLJ2TP1OPT

endianオプション未指定時は,bigとして扱います。

(c) Linux版

endianオプションは引用符(")で囲んで指定します。

CBLJ2TP1OPT="endian( little | big )"
export CBLJ2TP1OPT

endianオプション未指定時は,littleとして扱います。

(3) 指定値の動作

endian(little):2進項目をリトルエンディアンで扱います。

endian(big):2進項目をビッグエンディアンで扱います。

(4) 注意事項

このオプションは,以下の項目に対して有効です。

  1. TP1/COBOL adapter for Cosminexus Version 2 02-05未満で生成したBean

  2. TP1/COBOL adapter for Cosminexus Version 2 02-05以降で「COMP-5をCOMPとして扱う。」チェックボックスをオンにして生成したBean

Windows版TP1/COBOLアクセスで,このオプションにbigを指定する場合は,COBOLプログラムコンパイル時に-BigEndian,Binコンパイラオプション,-BigEndian,Floatコンパイラオプションの両方とも指定するようにしてください。

注※

COBOL85をご使用の場合は -Bbコンパイラオプション,-Fbコンパイラオプションを指定してください。