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TP1/COBOL adapter for Cosminexus ユーザーズガイド


1.3.2 TP1/COBOLアクセスが提供する機能

〈この項の構成〉

(1) TP1/Client/PまたはTP1/Client/W経由のアクセス

TP1/COBOLアクセスが提供するモジュールは,TP1/Clientを呼び出すJava UAPとTP1/Client間のインタフェースプログラムと,そのインタフェースプログラムとJavaを結ぶJNI(Java Native Interface)プログラムです。TP1/COBOLアクセス用Beanは使用するSPP/MHPごとにTP1/COBOLアクセス用Bean生成ツール,もしくはTP1/COBOLアクセス用Bean生成ウィザードを用いて利用者が作成します。

TP1/COBOLアクセスで使用できるのは,マニュアル「分散トランザクション処理機能 OpenTP1 クライアント使用の手引 TP1/Client/W,TP1/Client/P編」の「TP1/Clientで使用できる関数(C言語編)」の章で提供される関数(ただし,XATMIインタフェース機能を除く)です。

TP1/COBOLアクセスは,これらの関数をラッピングし,TP1/Clientと同様のリクエストをJava UAPから発行するインタフェースを提供します。

(2) TP1/Client/J経由またはCosminexus TP1 Connector経由のアクセス

TP1/COBOLアクセスが提供するモジュールは,TP1/Client/JまたはCosminexus TP1 Connectorを呼び出すJavaプログラムだけで構成されています。TP1/COBOLアクセス用Beanは使用するSPP/MHPごとにTP1/COBOLアクセス用Bean生成ツール,もしくはTP1/COBOLアクセス用Bean生成ウィザードを用いて利用者が作成します。ここで作成したTP1/COBOLアクセス用Beanが提供するメソッドがSPP/MHPのAPIとなります。

また,TP1/Client/JまたはCosminexus TP1 Connectorを使用することによって,EJBからの通信も可能となります。