Hitachi

Hitachi HA Toolkit


7.2.5 サーバの停止コマンドの設定

サーバの停止コマンドの設定では,サーバ(OpenTP1,HiRDB)の停止コマンドを一括で実行できるコマンドを作成します。ファイル名は任意です。停止コマンドは,次のディレクトリに格納することを推奨します。

{HA Toolkit Exインストールディレクトリ}\HAmon\etc

サーバの停止コマンドは,MSCSまたはCLUSTERPROを使用してサーバをオフラインにしたときに,自動的に実行されます。停止コマンドを実行するためには,定義ファイル(servers)のtermcommandオペランドを指定してください。

〈この項の構成〉

(1) サーバの停止コマンドの設定内容

サーバの停止コマンドには,次の内容を設定します。

(2) サーバの停止コマンドの記述例

(a) ホットスタンバイ構成での系切り替えの場合の記述例

HiRDB/Single Serverでの,HiRDBの停止コマンドの記述例を次に示します。HiRDB/Parallel Serverの場合は,停止コマンドをpdstop -z -qとしてください。

cd %PDDIR%
%PDDIR%\bin\pdstop.exe -f -q
exit

OpenTP1の停止コマンドの記述例を次に示します。

dcstop -f
exit

(b) HiRDBの1:1スタンバイレス型系切り替えの場合の記述例

HiRDBの停止コマンドの記述例を次に示します。

@cd %PDDIR%
@%PDDIR%\bin\【強制停止コマンド】
exit

PDDIRには,BESごとに異なる値を設定してください。

【強制停止コマンド】には,系やBESごとに次のHiRDBのコマンドを記述してください。

BESユニットの起動種別

系1

系2

系1を正規BESユニットとして起動

pdstop -z

pdstop -z -c

系2を正規BESユニットとして起動

pdstop -z -c

pdstop -z

(c) HiRDBの影響分散スタンバイレス型系切り替えの場合の記述例

HiRDBの停止コマンドの記述例を次に示します。

call C:\\win32app\hitachi\hirdb_p\SAMPLE\SAMPLECONF\HiRDBCMD.BAT
cd %PDDIR%
%PDDIR%\bin\pdstop -z -s 【HiRDBのサーバID】
exit