付録C 用語解説
このマニュアルで使用する用語について説明します。
(数字)
(英字)
- BESユニット
-
HiRDBの1:1スタンバイレス型系切り替えの場合の用語です。ほかの系切り替えでの「サーバ」を意味します。詳細については,マニュアル「HiRDB 解説(UNIX(R)用)」または「HiRDB 解説(Windows(R)用)」を参照してください。
- HiRDBのスタンバイレス型系切り替え
-
ホットスタンバイ構成での系切り替えと異なり,待機系を準備する必要がありません。障害が発生した場合,待機系にある待機サーバではなく,稼働中のほかの系にある待機サーバに業務を実行させることができます。
スタンバイレス型系切り替えには,次の種類があります。
-
1:1スタンバイレス型系切り替え
-
影響分散スタンバイレス型系切り替え
-
(ア行)
(カ行)
- 監視プロセス
-
Hitachi HA Toolkitのサービスです。監視プロセスは,実際に実行サーバを監視します。また,実行サーバの障害時には,Hitachi HA Toolkitのサービスプロセスに障害を通知します。
- 系
-
CPU単位で,サーバが稼働するシステムの単位のことです。システムを構成するハードウェアやシステム上で稼働するプログラムを総称して,系と呼びます。
- 系切り替え
-
業務処理を実行中の系から,待機している系に置き換えることです。
- 系の切り戻し
-
サーバを,システム起動時に稼働する系に切り替えることです。系の切り戻しによって,システム起動時のクラスタ構成に戻ります。
HiRDBの1:1スタンバイレス型系切り替えの場合,障害発生後,代替BESユニットで代行していた業務を,正規BESユニットに切り替えてシステム起動時と同じ正常状態に戻すことをいいます。
- コアダンプ情報
-
プロセスのメモリ情報のことです。
- コアファイル
-
プログラムが異常終了すると,コアダンプ情報(プロセスのメモリ情報)がOSの特定のファイルに格納されます。この特定のファイルのことを,コアファイルと呼びます。
(サ行)
- サーバ
-
サービスを提供するマシンです。このマニュアルでは,サーバ上で稼働するサーバプログラムをサーバと呼びます。Hitachi HA Toolkitが障害監視をするサーバには,OpenTP1とHiRDBがあります。
- サーバのスローダウン
-
サーバの実行処理時間が通常以上に長くなることです。プログラムの無限ループやリソースの競合などが原因で起こります。
- サービスグループ
-
リソースの集まりを表します。
このマニュアルでは,各OS共通の記述ではMC/ServiceGuardのパッケージ,およびMSCSのグループをまとめてサービスグループと呼んでいます。
- サービスプロセス
-
Hitachi HA Toolkitのサービスです。クラスタソフトの監視対象となり,系切り替えに備えます。
- 実行系
-
業務を実行する系(システム)のことです。
- 実行サーバ
-
現在業務を実行しているサーバのことです。
- 正規BESユニット
-
HiRDBの1:1スタンバイレス型系切り替えの用語です。ほかの系切り替えでの「システム起動時に実行サーバが起動する系」を意味します。詳細については,マニュアル「HiRDB 解説(UNIX(R)用)」または「HiRDB 解説(Windows(R)用)」を参照してください。
(タ行)
- 待機系
-
障害に備えて待機する系のことです。
- 待機サーバ
-
実行サーバの障害に備えて待機しているサーバのことです。
- 代替BESユニット
-
HiRDBの1:1スタンバイレス型系切り替えの用語です。ほかの系切り替えでの「起動時に待機サーバが起動する系」を意味します。詳細については,マニュアル「HiRDB 解説(UNIX(R)用)」または「HiRDB 解説(Windows(R)用)」を参照してください。
- 代替部
-
HiRDBの1:1スタンバイレス型系切り替えの用語です。ほかの系切り替えでの「待機サーバ」を意味します。詳細については,マニュアル「HiRDB 解説(UNIX(R)用)」または「HiRDB 解説(Windows(R)用)」を参照してください。