7.2.6 定義チェック
設定した定義文は,HA Toolkit Exのサービスプロセスを起動する際に解析されます。解析時に定義エラーが発生するのを防ぐため,環境設定後に,定義チェックコマンド(hatecheckコマンド)で定義チェックをしてください。
(1) 定義チェックコマンドでチェックする内容
定義チェックコマンドでは,次に示す順番で定義文のチェックをします。エラーが発生した時点で,定義チェックを終了し,エラー内容をメッセージで表示します。なお,定義文のチェックでエラーがある場合,オペランドおよび値のチェックはしません。
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定義文の記述形式のチェック
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定義文の記述形式は正しいか
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定義文のチェック
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定義文は正しいか
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必要な定義文は指定されているか
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定義ファイル(sysdef)の定義文を,重複設定していないか
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オペランドのチェック
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オペランドは正しいか
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必要なオペランドは指定されているか
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値のチェック
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文字の指定方法は正しいか
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値の有効範囲は正しいか
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重複指定はないか
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(2) 定義チェックコマンドでチェックしない内容
制御コードなどの不正文字はチェックしません。
次の場合,定義チェックコマンドでは定義チェックをしません。構文エラーとなります。
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オペランドを定義して,値を省略した場合
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定義文の記述形式が誤っている場合
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オプションを誤って指定した場合