Hitachi

Hitachi HA Toolkit


2.3.4 サーバ起動時の障害と運用

HA Toolkit Exでは,サーバが一定の時間内に起動完了するかを監視できます。

定義内容の不正,サーバ起動コマンドの不正およびリソース不足などの理由で,一定の時間内にサーバが起動しなかった場合,HA Toolkit Exはサーバの起動失敗と判断します。サーバの起動失敗時には,警告メッセージが出力されます。また,クラスタソフトの設定によって,系切り替えが実施される場合があります。

警告メッセージ(KAME475-W)が出力された場合,出力されたメッセージに従って,対処してください。すべての対処をしても警告メッセージが出力される場合は,単にサーバの起動に時間が掛かっていると考えられます。単にサーバの起動に時間が掛かっている場合は,警告メッセージを無視してください。また,HA Toolkit Exの定義ファイル(servers)で,サーバ起動監視時間(actpatrolオペランド)の変更を検討してください。