Hitachi

Hitachi HA Toolkit


2.3.5 実行サーバ起動失敗時の原因調査手順

実行サーバの起動に失敗した場合の原因調査手順を次に示します。

図2‒3 実行サーバ起動失敗時の原因調査手順

[図データ]

  1. クラスタソフトに登録した内容に誤りがあるか,または,起動処理が正しく実行されていないおそれがあります。

    HP-UXの場合

    HA Toolkit Exのサーバ起動コマンド(hateservコマンド)の内容に誤りがあるおそれがあります。サーバ起動コマンド(hateservコマンド)の内容が正しいかどうかを確認してください。

    または,サーバ起動コマンド(hateservコマンド)が正しく実行されていないおそれがあります。クラスタソフトのログを参照し,サーバ起動コマンド(hateservコマンド)が実行されているかどうかを確認してください。

    Windowsの場合

    クラスタソフトに登録したサービス名称またはパラメータに誤りがあるおそれがあります。サービス名称が正しいかどうかを確認してください。

    または,HA Toolkit Exのサービスプロセスの起動処理が正しく実行されていないおそれがあります。MSCSのログを参照し,サービスプロセスの起動処理が正しく実行されているかどうかを確認してください。

  2. HA Toolkit Exの定義ファイル(servers)のactcommandオペランドに指定した,サーバの起動コマンドが正しく実行されていないおそれがあります。サーバ起動コマンドについて,環境変数の設定やコマンドの記述形式に誤りがないかどうかを確認してください。

  3. HA Toolkit Exおよびサーバのログを参照し,起動に失敗した原因を調査してください。