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Hitachi Advanced Data Binder SQLリファレンス


8.4.2 CEIL

対象データ以上の値で,最小の整数値を返します。

〈この項の構成〉

(1) 指定形式

スカラ関数CEIL::=CEIL(対象データ)
 
  対象データ::=値式

(2) 指定形式の説明

対象データ

処理対象の数データを指定します。

指定規則を次に示します。

  • 対象データは,値式の形式で指定します。値式については,「7.21 値式」を参照してください。

  • 対象データには,数データを指定してください。数データについては,「6.2.1 データ型の種類」の「(1) 数データ」を参照してください。

  • 対象データには,?パラメタを単独で指定できません。

(3) 規則

  1. 実行結果のデータ型を次の表に示します。

    表8‒2 スカラ関数CEILの実行結果のデータ型

    対象データのデータ型

    実行結果のデータ型

    INTEGER

    INTEGER

    BIGINT

    SMALLINT

    SMALLINT

    DECIMAL(p,s)

    DECIMAL(p,0)

    NUMERIC(p,s)

    DOUBLE PRECISION

    DOUBLE PRECISION

    FLOAT

  2. 実行結果の値は,非ナル値制約なし(ナル値を許す)となります。

  3. 対象データがナル値の場合,実行結果はナル値になります。

(4) 例題

例題

T1C1列の値に対して,その値以上で最小の整数値を求めます。同様にC2列の値,C3列の値に対しても,その値以上で最小の整数値を求めます。

SELECT CEIL("C1"),CEIL("C2"),CEIL("C3") FROM "T1"

[図データ]